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2023年3月1日

JAL様をお迎えした特別コラボセッション。障がいのある方々が活躍できる未来の職場を考えました

ビジネスの最前線で活躍する方々をお迎えし、企業が直面する様々な課題を知り、その解決策を探る特別コラボセッション。「障がいのある社員とともにJALの翼を支えている」JALサンライト様をお迎えした授業のまとめは、学生達のプレゼンテーションです。学生達は障がいのある方々が活躍できる仕事や職場を探りました。

前半8グループのプレゼンテーションでは、多彩なアイデアが登場

まとめの授業では、グループがごとに前半と後半に分かれてプレゼンテーションを披露しました。
それぞれの発表を聞いたJALサンライトの取締役の池田氏とJALの方々から、あたたかいコメントがありました。

①グループ14

座席シートを芸術的に
「障がいのある方々の集中力や芸術性」と「航空機」というキーワードから、座席シートのデザインを提案。
廃棄となる座席シートは、コースターやキーホルダーにアップサイクルさせる。

池田氏
「シートを取り上げたのはおもしろいですね。航空機やシートの数をデータで裏付けすると、ビジネスの広がりを伝えられそうです。障がい者の才能については、根拠があるとさらに説得力が増すと思います」

②グループ6

ビジネスホテルの新たな価値創造
障がいの種類に関係なく活躍できる職場として、JALと提携したビジネスホテルに注目。
カフェ、宿泊、管理・営業という3つのカテゴリに、そこで働く人々をマッピング。

田中氏
「目的と狙いを深めた分析がいいですね。それぞれの職場ではどんな仕事をするのか、深掘りするとさらに具体性が増すと思います」

③グループ3

誰にとっても居心地のいいレストラン
障がい者を対象とした調査を取り上げ、保護者が亡くなった後の仕事の不安を解消する場としてレストランを提案。
障がい者と健常者が互いを理解し、交流する場を創る。

猪田氏
「調査結果で根拠を示した導入がいいですね。コンセプトもわかりやすいと思います。交流の内容をもう少し肉付けするといいですね。個人的にぜひ行ってみたいです」

④グループ9

輝くためのヘアセット
障がい者雇用の現状を紹介した上で、障がい者の手先の器用さと集中力が活きる、新人CAさんのヘアセットの仕事を提案。

田中氏
「目指すものがしっかりと伝わるタイトルになっています。ヘアだけでなく、CAさんのリラックスとしてもいいかもしれませんね。月額5000円というサブスクなのが今風だと思いました」

⑤グループ2

写真でGO!
JALで働く障がいのある方々が、観光地の写真を撮りPRする。障がいのある社員の視点で観光地の魅力をアピールする。

池田氏
「ターゲット整理もまとめ方もいい。明日から着手可能な企画です。障がいのある方には健常者と同じことをしたいというニーズがあります。自治体を巻き込み、障がいを考慮した施設に発展させることもできそうです」

⑥グループ2

ペットカフェ
動物とのふれあいが癒しになるペットカフェを提案。カフェ、キッチン、接客という3つのカテゴリで、障がいのある方が自身の個性を活かせる環境を創る。

田中氏
「環境や心に配慮した企画ですね。障がいの特性と本人の好き嫌いは、仕事のアサインにおいて考慮すべきポイントになると思います。なぜペットなのかについて、もう少し補足があるといいと思います」

⑦グループ15

機内食
障がいのある社員の集中力を活かす、機内食の盛り付けを提案。社員が同乗し、機内で盛り付けることを想定。

池田氏
「共生社会を考えた企画ですね。機内食は工場でセットしているので、工場での盛り付けなら可能だと思います。集中力を活かすという意味では、フライト準備にもいろいろな作業があります」

⑧グループ13

学校訪問
障がいのある社員を保育園、幼稚園、小中学校に派遣。
子どもたちに障がいのある方々との共生を考えるきっかけを創ると同時に、社員が社会での目的意識を高める場とする。

田中氏
「課題のキーワードがしっかり盛り込まれていました。子ども、社員、会社という全方位で考えられている企画ですね。タイトルがシンプルなのがちょっともったいないかも(笑)」

前半すべてのプレゼンが終了し、栄えあるJAL賞の発表へ

前半8グループのプレゼンテーションが終わり、JALの方々は別室に移動し、JAL賞の検討に入りました。
東京オリンピックの表彰式のテーマが流れる中で発表された栄えある受賞は、グループ13「学校訪問」。
JALから、メンバー1人ひとりに賞状と記念品の贈呈がありました。

池田さん
「こちらの企画は、JALサンライトにとって刺激のあるヒントになりました。2年生でここまで検討できるのは素晴らしい。ぜひこの力を将来に役立ててください」

学生達の緊張したプレゼンテーションは、企業の方々からのねぎらいのコメントで締めくくられました。

深澤教授の話

昨年度からご支援をいただいている日本航空様からの今年のお題は障がい者の方の更なる活躍を考えるという内容でした。多様性がさらに重要となり、注目が増す中で、JALグループ様の取り組みは社会からも高く評価されており、ダイバーシティ&インクルージョンを学びの軸においている中、極めて貴重な機会となりました。日野キャンパスまでたびたび足をお運びいただいた日本航空様、そしてJALサンライト様の社員の方に、心から感謝申し上げます。

2023年2月21日

「実践キャリアプランニング」でロレアル パリによるエシカルマーケティングについて学ぶコラボ授業が行われました。

共通科目「実践キャリアプランニング」(担当:文学部国文学科 深澤晶久教授)の授業で、食生活科学科の学生が、先週に引き続きロレアル パリの菊池氏による講義を受けました。先週はストリートハラスメントに立ち向かう5Dの講義でしたが、今回のテーマはマーケティング。学生たちはマーケティングの流れを学び、エシカルマーケティングに大切な要素について考え、後日プレゼンに挑戦します。

マーケティングってどんな仕事?

菊池氏は「マーケティングとはなんでしょう」とまずは学生たちに問いかけました。
辞書を引くとマーケティングとは、製品、サービス、流通、お客様に届けるための一連の体系的な市場活動のこと。「つまり、全部ですね」と菊池氏。
製品を作るところから届けるところまで、すべての活動がマーケティングです。

マーケティングの流れとしては、
1.市場の分析をする
 ↓
2.消費者の分析をする
 ↓
3.コミュニケーションの立案をする
 ↓
4.販売戦略を立案する
 ↓
5.販売し反応をもとに再度1に戻る、といったサイクルです。

なかでも3の過程での「消費者インサイト」の深堀が特に大切。
製品を届けるターゲットを定め、どういうコンセプトなどで広告を作るかを考える上で、消費者の「やりたいこと」と「やりたいけどできないこと」を明らかにすることは重要です。これが分かれば消費者の悩みを解決する、より消費者に響く広告が作ることができるからです。

広告を作って終わりなのではなく、その後販売時期や店舗、SNSやメディアの展開方法などを考えるのもマーケティングの仕事。それには競合他社の動きも見つつ、できるだけ良い時期や方法を見極めなくてはなりません。さらに発売したあとには消費者の反応などを蓄積し、次の市場分析につなげていくのです。

現代におけるエシカルマーケティングの重要さ

「最近では倫理的に広告を作るということがキーワードになっています」と菊池氏は言います。「エシカルマーケティング」とも言われ、社会的責任や環境問題などに対する価値観に基づいたマーケティング方法のことです。いくつか企業名も挙げ実例が示されました。

環境問題に力を入れているアパレル企業では、リサイクル素材の製品を製造したり買い物袋を廃止したりしており、またあるバス用品メーカーでは動物実験反対のメッセージが入ったショッパーの提供などを行いました。

人種問題では、BLMをきっかけに「白=美しい」という潜在的な刷り込みをやめようという運動が始まっており日本でも現在「美白」という文句は使われなくなってきています。
スポーツ用品メーカーもBLMに共鳴した選手を広告に起用し、大きなムーブメントになりました。このほか、セクシャリティに関する広告の実例なども紹介されました。

エシカルマーケティングに大切な要素ってなんだろう?

「ただ、よく考えてみるとこれはどうなんだろうと思う、配慮できていない広告もたくさんあります」と菊池氏。
ここでいよいよ課題発表です。

課題は
「人権問題を意識し、配慮の足りる広告を作るために大切なことを理解する」。

学生たちはグループワークで人権問題に配慮した広告、できていない広告を集め、人権問題を意識した広告を作るために大切な要素を探します。
その上で、配慮が足りていない広告をどうすればよくなるのかを考え、プレゼンします。
難しい課題ですが「自分が最近買った製品など身近なところから考えていってみてください」と菊池氏からアドバイスがありました。
学生たちはこれからグループワークを経て、12月に最終プレゼンに臨みます。

2023年2月8日

「実践キャリアプランニング」の授業で丸山珈琲とのコラボが行われ学生たちがこれからの時代のカフェをプレゼンしました。

2年生が対象の共通科目「実践キャリアプランニング」(担当:文学部国文学科 深澤晶久教授)で英文科の学生が、12月23日(金)に株式会社丸山珈琲とのコラボ授業を行いました。代表の丸山健太郎社長、広報の小林りえ子氏、バリスタの冨岡智恵氏の前でプレゼンを行いました。テーマは「これからの時代に合ったコーヒーを主軸にした飲食店」。プレゼン時間は5分です。優秀賞には丸山珈琲から賞品も。先週の8グループに続き、この日は7グループが発表を行いました。

場所は?ターゲットは?今の時代に合う店舗とは

最初の班は、サービスエリアに出店することを提案。
人が多く行き来する高速道路の中にあることで、家族連れや学生の集団、ペット連れなど様々な旅行者をターゲットに。外見は丸山珈琲の軽井沢店のような自然になじんだウッド調にし、ペット可のテラス席を設営します。またテイクアウトすると少し安くなるようにし、サービスエリアを利用する客層のニーズに合わせた価格設定を提案しました。

続いての班は「ワークカフェ」をプレゼンしました。
コロナ禍で増えたリモートワークに対応できるカフェで、一人個室や複数人個室などを用意します。日本では年代が上がるにつれコーヒーを飲む割合が上がるというデータを示し、ターゲットを社会人に設定したことを説明。場所は丸の内や虎ノ門などのオフィス街としました。丸山珈琲の冷めても美味しいコーヒーの利点を生かした、長時間の作業でも楽しめるカフェを提案しました。

2つの顔を持つカフェ

次の班は「朝から夜まで楽しめるカフェ&バー」を考案しました。
7-11時はコーヒースタンド、日中はカフェ、19-23時はバーと営業形態を変えることで新規顧客の開拓を目指します。朝はテイクアウトのみとし、日中はハンバーガーやパンケーキなどランチ営業します。夜はコーヒーカクテルを出すバーにします。カウンター席多めの、黒や茶色基調の落ち着いた空間にし、居酒屋などとの差別化を図ります。

時間帯で営業形態を変える案は他にも。続いての班は「Masquerade Cafe」と名付け、街に合わせて変化するカフェを提案。
日中は働く会社員に、夜も仕事終わりに利用してもらおうと考えました。場所は恵比寿などオフィス街に設定。日中はワッフルやスコーンなど手軽に食べられるものをだし、夜はアルコールの他デカフェのコーヒーも提供します。座席レイアウトは図を作成し、分かりやすくイメージできるように工夫しました。

若者にもコーヒーを楽しんでもらうには

続いてはキッチンカーという新しい形が提案されました。
平日は丸の内で会社員をターゲットに、休日はファミリー層を狙い代々木公園を設定。電子決済やランチボックスなど手軽に楽しめるサービスを考案し、フードはドーナツやケーキ、そして発表者から「コーヒーに合うと思うので」とクッキーも提案されました。キッチンカーの外見は落ち着いた茶色の色合いで、イラスト化してプレゼンしました。

次の班は「昭和と令和をつなぐ」をコンセプトに純喫茶風の店舗をプレゼン。
コーヒーの関心は低い20代に流行の、昭和レトロの魅力あふれる内装を提案しました。場所は高円寺を設定し、手書きのメニューなど喫茶店の良さを取り入れました。内装にはピアノや本を置くなど、実践女子大学にちなんだ提案も。また、コーヒーの定期便やサブスクで季節ごとのオススメコーヒーを届ける、令和のサービスも入っています。

最後の班は「珈琲と推し」と題して、推し活女子をターゲットにした店を提案しました。
ラテアートや、スプーンに推し色のリボンを付けるなどのサービスを考えました。時間は14-17時限定で、特別感と既存顧客との共存も目指します。場所は表参道で、白い木造の明るい雰囲気に。店内には店側の推しコーヒーなどの展示も。また推し活はSNSへの投稿も多い文化。推し活の投稿が店の宣伝にもなるとアピールしました。

すべての発表が終了!丸山賞は?

すべての班の発表を終え、丸山氏から総評がありました。
丸山氏は発想、作り込み、チャレンジ、実現性、洞察力を5段階で評価。
各班に「実現性が高い」「一人個室は面白いが、プレゼンが短いのが惜しかったです」「コンセプトに惹きつけられました」「デカフェやレイアウトなどよく考えられていました」など細かく講評を下さいました。

そしていよいよ丸山賞の発表。
受賞したのは「昭和レトロのカフェ」を提案した班。
丸山氏は「2つの違う要素を組み合わせ、うまく展開したことが素晴らしい」と絶賛。学生たちは賞品にコーヒーのドリップパックをいただきました。
学生からは「プレゼンを少し失敗してしまったけれど、全員でたくさん考え自信があったので嬉しいです」とコメントがありました。

また、特別賞で「推し活カフェ」を提案した班も受賞。
学生は「賞を頂けると思っていなかったですが、練りこんで考えられて良かった」と感想がありました。

人生はリズム!英語を武器に世界へ

最後に丸山氏は
「高校時代からコロナ禍の影響があり大変な日々だと思うが、これから良くなると思います」と語り始めました。丸山氏は高校卒業卒業にインドやイギリスなど海外を放浪する生活をしていたとのこと。その後結婚し軽井沢で喫茶店を創業して今に至ると話し「人生はストーリーで、必ずアップダウンはある。そのなかで、皆さんには英語という武器があります」と英文科の学生を励ましました。「英語でコミュニケーションができるのは本当にすごいこと。世界とつながることができます。ぜひ英語の力を使って、豊かな人生を送ってください」と力強い言葉を学生たちに贈りました。

深澤教授の話

毎年、大変お世話になっている丸山珈琲様とのコラボ講座、今年も、珈琲のテイスティングから始まり、学生のプレゼン、そして丸山社長からのメッセージをいただき、無事に終えることが出来ました。
「五感で感じるキャリア教育」と銘打った当科目から得られる学びは本当に大きいものがあると感じています。
そして、今年の丸山社長からのメッセージでは、英文学科で学ぶ意義の深さを伝えていただき、学生のモチベーションも大きく上がりました。
改めて、格別なるご支援をいただいた丸山珈琲の皆様にこの場を借りて厚く御礼申し上げます。

2023年2月8日

「実践キャリアプランニング」の丸山珈琲とのコラボ授業が行われ、学生たちは「afterコロナ時代に合ったカフェ」をプレゼンしました。

2年生が対象の共通科目「実践キャリアプランニング」(担当:文学部国文学科 深澤晶久教授)で英文科の学生が、12月16日(金)に株式会社丸山珈琲とのコラボ授業を行いました。この日は11月6日に出された課題「afterコロナ時代におけるコーヒーを主軸にした飲食店」についてのプレゼンです。丸山珈琲からは代表の丸山健太郎社長、広報の小林りえ子氏、バリスタの冨岡智恵氏がいらっしゃり、優秀なものには丸山珈琲賞がいただけます。

誰もがコーヒーを楽しめるお店を考える

最初の4班は「私たちはコーヒーがあんまり得意ではありません」という告白からスタート。しかしコーヒーを楽しみたいという気持ちはあることから「コーヒーが苦手な人も楽しめるカフェ」をコンセプトに考えました。
ミルクや紅茶をブレンドした甘めなメニューを提供。場所は都心から少し離れた静かな場所を設定しました。アンティーク調な内装で、くつろぎながら友達とのコミュニケーションの場となり、買い物やお出かけの合間に立ち寄れるカフェを提案しました。

13班は「afterコロナ時代」に特化したお店を考えました。
換気しやすい広い内装にし、公園などに隣接した景色のいい場所を設定。テラス席で開放的な空間も作り、店内飲食はマグカップで提供、マスクケースも完備。従業員の制服はペットボトル由来の再生繊維から作ります。屋上には太陽光発電を導入し、照明はLEDを使用と環境問題にもしっかり配慮した店舗です。

場所をどこに設定する?ターゲットは?

10班は立地を高田馬場や四谷に設定し、学生や社会人が気楽に立ち寄れて、落ち着いて作業や勉強ができる環境のお店をプレゼン。
軽食には片手で食べられるサンドイッチを用意します。店内はWi-Fi完備で、テーブルの間隔は広めにし、他のお客さんが気にならないよう配慮。1階は会話もできるカフェスペース、2階は作業スペースと目的別に空間を分けました。

次の15班はみなとみらいに設定し、海辺に映えるカフェを提案しました。
横浜に本社がある企業が多いため、会社員をターゲットに設定。白を基調としたさわやかな外装で、店内はワークスペースとリラックススペースで分け、リラックススペースはソファやクッションのある席でゆっくり過ごせます。横浜は観光スポットも多いので、若者にアプローチするためSNSを活用する案を考え、インスタ映えする限定メニューもプレゼンしました。

お客さんにたくさん来てもらうためには?経営面も考えよう

ゆっくりできる空間を提案する班が多い中、コロナ禍を逆手にとって「長居させない回転率の速い店舗」を提案する班も。
5班は狭い店内、席は少なめ、ドアをなくすなどコーヒースタンド風の店内図を作成しプレゼン。渋谷駅近くで、通勤通学前に立ち寄ってもらうことを想定しました。モバイルオーダーで豆の種類も指定可能で、デリバリーにも対応します。

続く11班は美術館や劇場など、文化施設付近に立地を設定。
鑑賞後に感想を語り合える、一息つける場所をコンセプトにしました。劇場などの近くにすることでイベントごとに集客が見込めるのもメリットです。黒や緑を使った外装で、丸山珈琲の上品なイメージも活かします。1階はカフェスペース、2階は2人がけソファでゆったり語り合える空間に。ソファは向かい合わない配置で、横並びに座ることでパーテーションなく感染対策を行えます。

幅広く丸山珈琲を知ってもらうために

3班はキッチンカーをプレゼンしました。
コロナ禍で需要が高まったデリバリーやネット通販にヒントを得て、店舗を持たないスタイルを提案しました。キャッシュレス決済を導入し、価格は店舗より安く、ワンコインでも買える商品も用意。学生や家族連れにも購入してもらいやすくします。平日はオフィス街や大学の近く、休日はショッピングモールなどに出店し、丸山珈琲をたくさんの人に知ってもらえる工夫をします。

最後の2班も幅広い年代に楽しんでもらえる店を考案。
昼はカフェ、夜はレストランを展開します。曜日それぞれに限定で割引や限定メニューを作りました。例えば水曜日に女性はランチ割引、金曜日は学生が500円引き、土日は限定デザートメニューの提供など。さらに夜には曜日限定でシーシャ(水たばこ)の提供を提案しました。実際にシーシャを体験した学生が「コーヒーと甘いシーシャは合う」と実体験を交えプレゼンしました。

丸山珈琲賞発表!「コーヒーを主軸とする」ということ

最後に丸山氏から総評をいただきました。
丸山氏は公平を保つために5つの評価基準を付けたといいます。
それは発想・検討・チャレンジ・実現性・洞察(本質を見る力)。
それぞれ5段階で評価をつけたとのこと。

10班には「2階と1階の分け方は実現性が高い」や11班には「丸山珈琲の冷めても美味しいコーヒーという強みを深堀しているのが嬉しかったです」など、各班に一言ずつコメントもいただきました。
「それぞれチャレンジがあったり、アイデアは堅実でも練りこんでいたりと特徴があり面白かったです」と語りつつ、一点「コーヒーを主軸とした」というテーマであったので「もっとコーヒーについて掘り下げて考えてほしい」とフィードバックもありました。

最後に優秀賞の発表。
丸山珈琲賞には11班が選ばれ賞品にドリップコーヒーをいただきました。

学生からは「みんなで一生懸命考えて準備してきたので、評価していただいて嬉しいです」と話しました。

来週は残り7グループが発表を行います。
各発表後には学生たちも評価を付けました。来週も含め全チームの発表後、学生間賞も選ばれます。

2023年2月3日

博報堂とJR東日本とのコラボ授業で、学生たちが見つけた「スローな渋谷」のプレゼンが行われました。

人間社会学科「フィールドワーク論」(担当:原田 謙教授)の授業で、12月7日(水)に株式会社博報堂 ミライの事業室とJR東日本 東京感動線によるプロジェクト「Slow Platform 渋谷駅0番線」とのコラボ授業が行われました。企業の皆さんを前に、学生たちはフィールドワークを通して見つけた「スローな渋谷」の発表を行い、新たに発見した渋谷の魅力をプレゼンしました。

渋谷が隠し持つのどかな側面

Aチームはいつもにぎわっている渋谷だからこそ、ほっとできる場所も多くある意外性に着目。人が集中する渋谷は休息できない場所というイメージが強くありますが、一方で風通しがよく緑の多いところも。ゆっくりでき雰囲気がよく落ち着く場所として、「代々木公園」「金王八幡宮」「茶亭 羽當」などが挙げられました。そのなかで、実践女子大学の最上階から見る夜景も紹介。渋谷キャンパスの周りには超高層の建物が少ないため、夜には東京タワーなどの美しい夜景を眺めることができます。

学生ならではの視点に、質疑応答では「ネオンはビジーな印象だけど、夜景になるとスローになるのが面白い」という感想が。発表した学生は「友達と一緒にきれいだねという会話があって、その会話自体がスローな時間だなと思った」という、実体験を話してくれました。まさに日常に寄り添うスローな渋谷の発見です。

ふとした瞬間の癒しを渋谷で

Bチームは派手な広告や、夜でも明るいネオンなど「見て感じる」ストレスを取り上げました。映え重視の食事も、食べにくかったり価格は高いのに量が少なかったりとストレスに感じるためビジーだと捉えました。ただ、子どもたちの元気な姿や、ふと見えた夕陽など見て感じる癒しもあると考えました。心安らぐ場所としてレトロな蕎麦屋「朝日屋」や「鍋島松濤公園」などが挙げられました。面白い視点としてマンションの壁画も。落書き防止目的の壁画ですが、まるで幼稚園のような明るい色調は安心感があり「見て感じる癒し」としてスローに挙げられました。

博報堂の方からは
「映え重視も窮屈に感じるという視点が意外でした」や「情報過多な世の中で、発信側はつい映えを意識してしまうけれど、情報の少ないところに魅力を感じるのだなと気付いた」という感想をいただきました。

渋谷の“ほっと”なスペース

Cチームは、満員電車など身体的距離は近くても、みんな無関心で心理的距離の遠いこともストレスに感じるといった視点がありました。ただ、町中で手をつないだ親子など人の温かみを感じる瞬間はスローであることに気付くなどの発見も。そこで渋谷の繁華街から足を伸ばしリラックスできる空間を探しました。「ログロード代官山」やカフェとギャラリーが併設された「Lurf MUSEUM」「zenta coffee」などアートと融合した場所が紹介されました。

質疑応答ではJRの方から「知らない施設ばかりでした。元々知っていたんですか?」という質問が。
学生は歩いていて偶然見つけ、新たな発見であったことを伝えました。
また「アートがあることはどういう心地よさにつながるのか」という質問には「普段あまりアートに触れる機会がないので、知らない世界に気軽に触れられる面白さや楽しさがありました」と回答しました。

原田先生からも「渋谷には多くの美術館がありますが、メジャーなところではないのも面白いですね」とコメントがありました。

渋谷における「ゆったり時間」と「ひとり空間」

Dチームは、自分のペースで歩けない忙しなさや夜の治安の悪さなど緊迫感をビジーとして挙げました。ただ人混みにはネガティブなイメージがありますが、フリーマーケットや街中華など活気があり人とのコミュニケーションを取れるところはスローな時間を過ごせるという発見も。自分のことに集中できる場所をスローと捉え「エビスグリーンガーデン」や「ログロード代官山」などが紹介されました。「猿楽古代住居跡公園」では子どもたちの声が響いていたスローな雰囲気を伝えました。

発表後には「一人の時間でも、子どもの声や人との関わり、人の気配を感じることもスローなのだなと気付かされました」という感想が聞かれました。学生からは「街では子どもの楽しそうな声はなかなか聞かないので、都会であることを忘れられると感じました」と素直な意見がありました。

落ち着ける「幸せな孤独」

Eチームは都会では多くのひとがイヤホンをして音楽を聴き、ひとり空間を作ることに着目。スローには「音楽」も大切な要素として取り入れました。またおいしいものを食べる「食」もリフレッシュすることの一つ。それらを含んだ、一人の時間を自分のために使える場所を探しました。中古レコードショップ「ウルトラシブヤ」、銭湯の「さかえ湯」、「山下伏見稲荷大明神」などレトロで昔から変わらない場所を中心に紹介しました。

質疑応答では「惹きつけるタイトルですね」と「幸せな孤独」という言葉選びに感嘆の声が。また、「レトロなものがスローに感じるのはなぜでしょう」という問いも。
学生は、中古レコードショップにあるジュークボックスに触れ「効率重視の世の中で、手間をかけ自分が選択することは余裕があることと思った」と回答がありました。

渋谷のスローな過ごし方とは

最後に企業の皆さんから総評をいただきました。
博報堂の方からは「場所だけではなく、渋谷をスローに過ごすための知恵を教えてもらいました」との感想をくださいました。
JRの方からは「率直な感想として、紹介された場所に行きたいなと思いました。それぞれ視覚以外にも、聴覚や嗅覚など様々な角度からスローを考えてもらえて、自分の解釈も広がりました」と伝えてくださいました。

今回学生たちが紹介したところは、今後マップなどにまとめられる予定です。

2023年1月31日

1年生が企業担当者に向けて、初めての本格的なプレゼンに挑戦!「ビジネスプランニング」の授業でクロス・マーケティンググループとのコラボ授業が行われました。

1年生対象の「ビジネスプランニング」(担当:現代生活学科 上野亮助教)で、1月11日(水)にクロス・マーケティンググループとのコラボ授業が行われました。「より多くの女子大生に読んでもらえるモラタメビューティーの記事内容」をテーマに、各班がプレゼンしました。クロス・マーケティンググループの皆さまはリモートで参加し、各発表後にはフィードバックをくださいました。

モラタメビューティーの女子大生読者を増やすには?

モラタメビューティーはクロス・マーケティンググループのグループ会社であるドゥ・ハウスが運営する美容・ヘルスケアのメディアサイトです。「知って、タメして、もっとキレイに」をコンセプトに、プレゼント企画に強みがあるのが特徴です。

今回は10~20代の女子大生の読者を増やすための記事を、2本考えてくる課題。学生たちは6班に分かれ、それぞれリサーチを重ねこの日に臨みました。プレゼン時間は10分です。

理想の体型になれる!

1班は「自分の骨格に合った簡単ダイエット」をコンセプトに、骨格診断の記事を提案しました。
自分の持って生まれた特徴を知ることで、似合う服や向いているダイエット方法が分かります。ターゲットはファッションを楽しみたい女子大生。ファッション記事は骨格別におすすめの服のブランドを紹介し、ダイエット記事は、器具を使わず簡単に真似できるものを紹介します。

質疑応答では「骨格別に似合う服のブランドは違うのか」という質問が。
学生は「女の子らしいデザインやストリートファッションなど、ブランドにより特徴が違うので」と根拠を持って回答していました。

新生活応援!これまでもこれからも美しく!

2班はまずライバルサイトを徹底的に比較。
比較サイトにはヘアケアについて幅広く載っています。また若者のトレンドである食材の紹介なども多くありますが、モラタメにはないと分析。そこでターゲットを大学1年生に設定し、初めて髪を染めた人向けのヘアケアアイテムの紹介記事を提案しました。ヘルスケア記事は、食生活の傾向からチャートで足りない栄養素を診断し、サプリなどを紹介します。

発表後ドゥ・ハウスの橋本氏から「初めて髪を染めたときの気持ちを思い出して共感を持って聞けました」と感想がありました。

コロナ禍でも可愛くなろう!

3班はモラタメビューティーのSWOT分析を行いました。
イラストが少ない、1つの記事が長い、サイト内検索ができないなど弱みを分析しました。またコロナ禍で増えた、目元を強調するメイクについての記事がないことに注目。髪色に合わせてカラーコンタクトを紹介します。もう1つは「ながらダイエット」を紹介することで、女子大生でも気軽にできるものを提案しました。

質疑応答では「コロナ禍で女子大生も目元だけのメイクをしていますか?」という質問に、
学生の一人が「自分自身、カラコンを入れて目元を強調しています」と実体験を交えて回答していました。

ディズニーファッションでSNS投稿

4班はファッションやダイエットに対しての与件整理を重点的に行い、インスタグラムの投稿に多いディズニーファッションに注目。
ディズニーでは女子大生の多くはカチューシャを付けて楽しみます。予算別に、カチューシャに合うアイテムやブランドを紹介し、SNS投稿も促します。もう1つは骨格診断別ダイエット方法を提案。プレゼント企画も考え、読んで終わる記事ではなくモラタメならではの強みを生かします。

「プレゼント企画でほしいと思うファッションアイテムはありますか?」という質問に
学生は「ヘアクリップやバケットハットなど使いやすいもの」とニーズを伝えていました。

誰でも可愛くなれる!

5班はモラタメビューティーでは20~30代向けの記事が多く、まず認知度アップが大事と考えました。
ショート動画やインフルエンサーへの提供などを行い、もらって試せるモラタメの良さを訴求します。記事もダイエットや韓国メイク、ヘアケアなど若者が興味のあるものを選びました。なかでもダイエットはアプリと連動し継続してもらえる記事を提案しました。

「女子大生にとってインフルエンサーのPRは重要ですか?」という質問に
「実体験としてアイテムを知るきっかけが、有名人が使っていたり良いと言っていたりするものが多い」と答え、社員の方も納得されていました。

理想の自分になるために

6班は美容意識の高い女子大生をターゲットに設定しました。
若者に注目されている韓国では整形が盛ん。韓国での整形に興味がある人向けに、日本人が利用しやすい病院の紹介記事を提案しました。もう1つはスキンケアの記事で、モラタメの成分分析の強みを生かし、肌質に合わせた栄養や美容成分を分かりやすく伝えます。

発表後は「女子大生にとっても整形は身近ですか?」という質問が。
学生の一人は「自分も興味があります」と実感がある内容であることを伝えました。

初めての本格的なプレゼン!

最後にクロス・マーケティングの日下部氏から総評をいただきました。
「実際に使えそうなものや改善案がたくさんありました」と感嘆され、「ビジネスシーンではターゲット層と違う人にも納得してもらうプレゼンが求められます」と、データの見せ方はしっかり数値を出すことをアドバイスされました。

1年生にとって、企業の方から実際のプレゼンさながらに課題をいただき取り組むのは初めてのことです。レベルが高い課題でしたが、学生たちにとって今後に活かせる貴重な経験となりました。

クロス・マーケティンググループのWEBサイトニュースに本プロジェクトが掲載されました。
 以下URLをご確認ください。

 https://www.cm-group.co.jp/group-news/detail.php?id=498

2023年1月26日

「グローバルキャリアデザイン」の授業でクレディセゾンにあったら便利なカードを考えるコラボ授業が行われました。

全学部対象の教育科目「グローバルキャリアデザイン」(担当:文学部国文学科 深澤晶久教授)の授業で、12月23日(金)に株式会社クレディセゾンとのコラボ授業が行われました。学生たちは新しいカードの機能やサービスを考えるグループワークを行い、企業の皆さんの前で発表。短い時間で考えをまとめ企画を作る体験をしました。

自由な社風!カード会社ってどんなことをしているの?

今回クレディセゾンから、戦略企画部の荻原氏と金氏、戦略人事部の川崎氏の3名が参加されました。荻原氏からはクレディセゾンの自由な社風の紹介がありました。金氏からは一日の流れが紹介されました。フレックスタイム制を採用しているので11時に出勤。打合せや資料作りをする様子が紹介されました。

戦略企画部は主にセゾンカードがメインカードとして選ばれるためのイベントやプロモーションを考えることが仕事です。「興味や関心を持ってもらえるようにいろいろなカードを出しています」とカードを紹介。ゲームユーザー向けの「ゲーミングカード」は溜まったポイントをゲーム内の課金などに充てられるものです。カードは使う人によって向いているカードが違うため「年代に向けた戦略が違います」と荻原氏。20、30代女性がよく使うインスタグラムでは、カードの情報だけでなく、韓国カルチャーなど女性向けの情報も発信しているそうです。

いよいよグループディスカッション!

続いて川崎氏からグループディスカッションのテーマが発表されました。
「1新しいクレジットカード」
「2新しい決済サービス」
「3新しいカード機能」
の3つです。

1は「女性向け」「ゲームユーザー向け」のようにターゲットを絞った新しい視点のカード。2は、ウォークスルーなどの便利な決済サービスを考えます。3は安心・便利にカードを使えるためにあったらいい追加機能です。

考えるポイントは「どんなサービスだったら利用したくなるか」と「利用者提供者どちらもWIN-WINになるか」。「実現可能性は度外視して大丈夫です。自由にアイディアを出してもらえたらと思います」と川崎氏。学生たちは4つのグループに分かれ、グループごとにテーマを決め、ワークシートに沿いながら45分間で考えます。

さっそくグループで話し合いが開始されました。
「いつカード作った?」「高校生でも使えたらいいよね」「スマホ決済の他に便利な方法ってなにかな」などそれぞれのテーマに沿って欲しい機能やあると便利なカードを考えていきます。

いままでにないカードやサービスとは

あっという間に時間は経ち、発表です。発表は2班ごとに行われました。

2グループは、「OMOTENASHIカード」と題し、海外からの留学生や出張にくる外国人向けのカードを考案。短期滞在ではカードを作りにくいことに注目。英語のサイトを立ち上げオンライン上で申請が完結することを提案しました。再来時はポイント還元率がアップしたりホテルのグレードアップを選べたりとサービスも考えました。留学生向けの学校などで宣伝してもらい新規顧客の開拓を狙います。

荻原氏からは
「外国人向けサービスはいろいろ考えているところですが、面白いアイディアですね」と感心の言葉が。「支払いはコンビニ払いなどができるなど、利便性があるともっといいかも」とアドバイスもありました。

4グループは「JKが便利・親が安心」という女子高生をターゲットにしたカードを考案。
高校生はまだカードを持てないですが、ライブや旅行、ディズニーに遊びに行くなどそれなりにお金も使う機会も増えてきます。そこで、親が契約し利用上限金額を設定できるカードを提案しました。
親は金額の管理ができ安心、JKも高額を使いすぎることがなく安心、カード会社も新規顧客を獲得できるというメリットをあげました。

金氏から
「親と子どちらにもメリットがあるのがいい。皆さんの経験が生きていると思いました」とコメントがありました。

荻原氏からは
「子どもが利用したときに親に通知が行き、承認するシステムなどがあればさらにいいかもしれませんね」とアドバイス。
「いままさに検討しているカードやサービスに近いので、ぜひ参考にさせてもらいます」と感想がありました。

カード会社の企画立案を体験して

発表後に総評をいただきました。
「皆さん難しかったですか?」の問いかけに学生たちは頷き、
「そうですよね」と川崎氏。
「短い時間で検討してまとめるのは難しかったと思いますが、皆さん時間内にしっかり仕上げていて我々も嬉しかったです」
と感想を下さいました。

荻原氏は
「我々も物を作るとき様々な部門の人たちと話し合い企画を作り上げますが、全員の意見をそろえるのが一番難しい。皆がいいと思えるものを作るのは大変ですが、その分良いものができます」
と今回の経験を活かしてほしいと伝えました。

短い時間でしたが、学生たちは実際のカード会社の企画を立案するという貴重な経験をして、未来に向け力を付けることができました。

深澤教授の話

今年もクレディセゾン様にご協力をいただきました。
3人の社員の方と進めた今回の授業は、さながらインターンシップそのものであり、和やかな雰囲気ではあるものの、学生の真剣な表情が印象的でした。
短い時間ではありましたが、クレディセゾン様の企業研究そしてこれから目指されている事業の方向性など、就職活動を目前に控えた学生にとって、とても貴重な時間となりました。
毎年、様々なテーマを構築いただき、ご尽力いただいているクレディセゾン様の皆さまに、心から感謝申し上げます。

2023年1月18日

「スマドリバーの認知度を上げる施策」とは?社員の皆さんを前に学生たちが施策案をプレゼンする授業が行われました。

人間社会学科・原田謙教授の授業で、10月24日(月)に渋谷スマートドリンキングプロジェクト(スマドリ株式会社、株式会社電通デジタル、 一般社団法人渋谷未来デザイン)とのコラボ授業が行われました。9月26日(月)に行われたオリエンテーションの「スマドリバーの認知度を上げる施策を考える」ための課題の最終プレゼンテーションです。プレゼン時間は10分。プロジェクトメンバーの方々を前に、4チームそれぞれアイデアに富んだ施策案を発表しました。

イメージカクテルでSNS投稿を促進

プレゼン1番手は3年生のBチーム。
スマドリを知るきっかけとして、まずインスタグラムのハッシュタグを統一することを挙げました。「#スマドリ気分」などシンプルなハッシュタグを決め、利用者がインスタグラムに投稿するときに迷わない工夫です。さらに、来てみたいと思わせる施策として「イメージカクテル」を提案。利用者が質問に答えることで、相手をイメージしたカクテルを作れるシステムです。イメージするのは推しでも恋人でも友人でも愛犬でもOK。作ってもらったカクテルはSNS映え間違いなしで投稿率も上がります。アルコール度数も選べるため、お酒が弱い人でも最後まで美味しく飲むことができます。サイズも小さくリーズナブルなメニュー展開を増やすことが提案されました。

プレゼン後の質疑応答でも「イメージカクテルいい!」と社員の皆さんからも好印象。「体験価値に着目している点がとてもよかったです」と感想をいただきました。また、サイズについて「お酒を飲まない人には、試し飲みできるような小さいサイズのニーズがあることも分かりました」と着眼点の良さに感心されていました。

パッと入って沼っちゃう!カフェから始まるスマドリ

次の発表は4年生によるCチーム。
スマドリバーの課題として、一人客や男性客が入りづらい点を挙げました。そこで、1階にスマドリカフェを併設し、2階をバーにする施策案を提案。カフェでは普段お酒を飲まない層の取り込みを狙います。アルコールも3%まで取り扱い、お酒が飲みたい人も気軽に飲める環境を作ります。またバーではアルコール度数を15%まで取り扱い、しっかり飲みたい人の希望も叶える案です。飲む人と飲まない人どちらもスマドリを使いやすくすることで、スマドリ自体の認知度が高まり、カフェとバーの客の移動を見込むことで売り上げアップも狙います。

質疑応答でも「スマドリ社内でもスマドリバーはカフェかバーかの議論はある」と方向性に着眼した点に感心されていました。カフェとバーがあった場合どちらに入るか割れてしまわないか、という質問には、学生は「飲まない人同士でも行ける、まずはきっかけになることを考えています」と回答しました。

飲める人と飲めない人をひとつにするために

3番手の発表は3年生のAチームです。
スマドリのコンセプト「飲める人と飲めない人が一緒に楽しめる」を実現するにはメニューの充実が必要と考えました。アルコール度数の弱いドリンクが多いので飲める人が物足りないと考え、マッコリやシャンパンなどドリンクの充実を提案。価格設定は、飲めない人も手を出しやすいワンコインくらいに下げることを挙げました。フードも、ドリンクとのセットやおつまみセットなど作り、飲めない人も楽しめるようにします。さらにリピーターを増やす施策として、フォロワー限定の割引やクーポンなどSNSを駆使したアピールを提案しました。

質疑応答では「そもそも皆さんはどういったお店にリピートしたくなりますか」「飲める人と飲めない人が一緒に楽しめるというのはどういう状況を想定していますか」など質問がたくさん。学生は「メニューが多く看板商品もいくつもあるお店」「お酒が入ると少し深い会話ができると思うので、そういったコミュニケーションが取れるような環境だと一緒に楽しめると思います」と具体的に回答し、社員の皆さんも興味深く聞いていました。

推し活をスマドリで!

最後の4年生によるDチームは、アイドルを推している女子大生をターゲットである「ペルソナ」に。飲酒は年に数回しかなく、お酒の味に慣れていないという設定です。スマドリバーのメニューでは味が想像しにくいという課題から、お酒の味が詳しく分かるメニューの説明やドリンク診断を提案しました。初めて飲むからこそお酒をもっと身近に感じられる工夫です。また、リピート獲得の施策として、期間限定の商品や、カクテルにカスタマイズ要素を追加することでオリジナルカクテルを作れることを提案しました。カスタマイズにはわたあめを利用し、カラーバリエーションを増やして色を選択できるようにすることで、推し活にも利用できるよう訴求する案です。

質疑応答では「推し活」について詳しく聞かれました。
推し活は一人ではなく友人など誰かと行うことが多いことや、メンバーカラーの商品があれば選ぶことなど、学生たちの生の声が聞かれ、社員の皆さんも興味深く耳を傾けていました。また、メニューの説明充実については、実際に商品名と味のイメージが違ったことがあるという学生の意見が。「せっかく推し活できる色があっても、飲めないと楽しめないしフードロスの観点からも良くない。ちゃんと楽しむためには味が気になりました」という実体験からの施策だったことに、社員の方も納得していました。

選ばれたグループはSIWで発表!

最後に社員の方々が話し合い、4グループの中から1グループが選ばれました。選ばれたのは「イメージカクテル」を提案したBチーム。
「飲める人飲めない人それぞれの課題を設定し、SNSやメニューの新規提案をしてくれました」
「イメージカクテルについてもっと詳しく聞きたいです」
と講評をいただきました。

選ばれたグループは、
11月12日(土)に行われる都市フェス「SOCIAL INNOVATION WEEK 2022」の中の、渋谷アイデア会議で実際にプレゼンし、スマドリ社社員や他参加者からのフィードバックやディスカッションに臨みます。

2023年1月18日

学生たちが「スマドリバーの認知度を上げる」施策案をプレゼンするスマドリバーとのコラボ授業が行われました。

現代社会学科・井上綾野准教授の授業で、10月28日(金)に渋谷スマートドリンキングプロジェクト(スマドリ株式会社、株式会社電通デジタル、 一般社団法人渋谷未来デザイン)とのコラボ授業が行われました。9月26日(月)に行われたオリエンテーションで出された課題「スマドリバーの認知度を上げる施策を考える」のプレゼンテーションです。事前に提出したプレゼン資料を見た社員の皆さんから、詳しく聞きたいと選ばれた5グループが最終プレゼンに臨みました。

出張スマドリで認知度アップ!

最初のチームは、スマドリバーだけでなく他の場所でも体験できる出店スタイルのスマドリを提案。
スマドリバーは渋谷センター街に1か所だけのため、夜のセンター街に抵抗感がある若い女性には行きづらいという課題が。そこで、ロックフェスやカクテルイベントへの出店を提案しました。また、他店舗のバーとコラボし他店舗でもスマドリを広めてもらったり、ホテルと提携し、ホカンスでスマドリを利用してもらったりという案も。誕生日会などのバースデープレートを付けることでSNSにも投稿されやすくなることを狙います。

発表後の質疑応答では「センター街を脱出するという大胆な発想ですが、スマドリの概念を浸透させるのに良いアイデアだと思いました」と感想が。
「フェスはお酒好きな人が良く行くのでは?」という質問には
「まずはお酒を飲める人飲めない人双方にスマドリという概念を広めることが大切だと考えました」と回答しました。
知ってもらうための施策であることに社員の皆さんも納得していていました。

公式インスタグラムのフォロワーを増やすには?

2番手のチームはターゲットとなる「ペルソナ」を19歳の未成年に設定。
スマドリバーのインスタグラム公式アカウントが、20歳未満には表示されないことに言及し、年齢制限を18歳以上に引き下げることを提案しました。スマドリバー自体は20歳以下でも入店できるため、来店した未成年者に「20歳のお約束チケット」として、20歳の誕生日から1ヵ月使えるワンドリンクチケットを配布。未成年にも楽しんでもらえるアイデアを発案しました。またバースデープレートなどをメニューに増やし、SNSへの投稿も喚起する方法を提案しました。

社員の皆さんからは「お約束チケットはとても良い!」と好評の声が。
「どうしたら20歳になるのが楽しみになるのか考えたのが素晴らしいですね」と着眼点を褒めていました。

「推し色カクテル」でSNS投稿を狙う!

3番目のチームは推し活でカフェ巡りしているペルソナを設定しました。
推し活は、メンバーカラーの飲み物などを写真に撮りSNSに投稿するのが基本。「#推しのいる生活」のハッシュタグは161万件以上投稿されています。そのニーズに合わせ大手の飲食店も最近色に着目したメニュー展開が増えています。スマドリバーでも色展開のあるメニューを増やし、SNS映えする空間作りをすることで、SNSに投稿・拡散してもらうよう促進する案です。

質疑応答では「推し活にニーズがあることがわかりました」と感心の声が。
「投稿数が多いハッシュタグだと、その投稿が埋もれてしまうのでは」という疑問に、学生は「推し活をしている人はハッシュタグを付けた他の人の投稿も見るし拡散し合うので、投稿数の多いハッシュタグの方がたくさん見つけてもらえます」と解説。
学生たちの生の声に、社員の皆さんも興味深く耳を傾けていました。

男性でも入りやすい雰囲気作りとは

4番目のチームは25歳男性をペルソナに定めました。
飲みたいけど飲めない下戸という設定で、利用するSNSはツイッターです。ツイッターは20代男性の利用者が多いことに注目し、ツイッターのハッシュタグ「#スマドリバーで下戸の主張」を提案しました。スマドリバーは飲めない人には好評であることに着目。飲めない人をターゲットにすることで効率よく拡散されるとしました。またハッシュタグ投稿してくれた人の中から抽選でワンドリンクチケットをプレゼントなど来店も訴求します。

「全チームのなかでペルソナが男性だったのは、このチームだけでした。
なぜ男性に設定したのですか?」と質問され、学生たちは「周りに男女関係なく飲めない人が多いので、せっかくなら男性視点で考えてみたかった」とチャレンジしたことを答えていました。
社員の方からは「飲めない人の思いを広めることで、同時にスマドリの考え方を広められることが良い。飲めない人の意見に寄り添う体制を作ることが大切だと気付きました」と感嘆の声が聞かれました。

キッチンカーでスマドリを楽しむ

5番目のチームはSNS以外でスマドリを知ってもらうために、キッチンカーでビアガーデンやフェスなどに参加する案を提案。
店舗に行かなくても、イベント参加者にスマドリを知ってもらう作戦です。また、自分の顔とメニューを一緒に写るように写真を撮り、渋谷の店舗に来店したとき店員に見せると割引できるサービスを考案。この写真はSNSに投稿しなくても良いため、SNSで顔出ししたくない人でもサービスを受けられるよう考えました。

社員の皆さんからは「知ってもらうことの大切さを改めて感じました」と感想がありました。
「ビアガーデンに行くのは飲むのが好きな人では?」という質問には、学生は「フェスなら一緒に行く人が飲めないこともあるし、ノンアルコールのビアガーデンイベントもあるので、ニーズはある」とリサーチしたことを具体的に答えていました。

SIWでさらに深くプレゼン!

発表後、社員の皆さんで話し合いが行われ、5チームのなかから1チームが選ばれました。選ばれたのは「キッチンカー」を提案した5番目のチーム。
「ターゲットにどうやって知ってもらうのか、体験の設定まできちんと決まっていた」と講評がありました。
選ばれたチームは、11月12日(土)に行われる都市フェス「SOCIAL INNOVATION WEEK 2022」の中の、渋谷アイデア会議でプレゼンに臨みます。

最後に社員の皆さんから
「皆さん今回の課題は難しかったと思いますが、こうしたらいいのにと思う感覚はとても大切です。ぜひ大事にしてください」
「今回の経験が皆さんの将来の役に立てたらと思います」
と言葉をいただき、授業は終了しました。

2022年12月7日

学生たちがフィールドワークで「スローな渋谷」の魅力を探す、博報堂とJR東日本とのコラボ授業が行われました。

人間社会学科「フィールドワーク論」(担当:原田 謙教授)の授業で、11月9日(水)に(株)博報堂 ミライの事業室とJR東日本 東京感動線によるプロジェクト「Slow Platform 渋谷駅0番線」とのコラボ授業が行われました。学生たちはブレインストーミングで「スローな渋谷」の魅力を探し、フィールドワークのテーマ出しを行いました。

渋谷のより心地よい街づくりに学生たちも参加!

授業はJR東日本の「東京感動線」についての説明から始まりました。東京感動線とは、山手線を起点に心豊かになるライフスタイルを提案するプロジェクトです。上野駅のなかでアートの展示・販売をしたり、寛永寺と協力して写経体験を手掛けたりと、街の個性を引き出す取組みや人と企業等とのつながりを創出し、「ちょっとだけ未来」のライフスタイルも意識しながら、様々な取組を行っています。JR東日本の担当者は「山手線は駅ごとに街の個性が全然違う、世界的に見ても貴重な路線です」と言います。個性的な街のなかで、駅を交流拠点にして新しい価値を提供していくことが目的です。

次に(株)博報堂 ミライの事業室から。ミライの事業室では2年ほど前から「shibuya good pass」というサービスを開発し、渋谷の街づくりに参加できるシステムを作っています。例えば恵比寿や初台などでは、市民起案のプロジェクトをWEB投票などを活用し支援する取り組みや、代官山では、遊休地にひまわりを植え、地域の住民で育てる取り組みなどを行っています。その活動の中で、JR東日本とタッグを組み、渋谷駅構内に「Slow Platform 渋谷駅0番線」を作りました。みんなでつくる、スローな駅。」をコンセプトに、癒やしやコミュニケーションを生み出す実験をしています。今回は「この場所を拠点に、渋谷の街の課題解決にぜひ皆さんも参加していただきたいと思います」ということでした。

スマートな街・渋谷のスローな面を発見する

舞台となるのは、渋谷駅の「新南口」に隣接する「Slow Platform 渋谷駅0番線」です。学生たちにはあまり馴染のない場所のようでした。新南口は、元々JR埼京線のホームがあった場所で、渋谷駅のなかでも恵比寿駅寄りに突き出た箇所にあります。埼京線のホームが新しく山手線付近に出来たことで、現在は連絡通路としてのみ利用されています。ここを拠点に「スローな渋谷を考える」、が今回の課題です。

渋谷は日々新しいビルが建つ進化的な街ですが、街が育ち「新しい場所」ができると同時に「古い場所」も出てきます。新しい場所は注目されますが、一方で役目を終えていく場所も生まれているのです。ただ、新しい場所はスマートですが、忙しなく疲れてしまう一面も。一方、古い場所は目立たないけれど、その分ほっとしたりする面があったりします。どちらの面も発見することで、より心地よい渋谷が見つかるのでは、という取り組みです。

そもそも「スロー」ってなんだろう?

いよいよグループワーク開始です。博報堂の担当者がファシリテーターとなり、ワークショップが始まりました。まずは「渋谷でビジーに感じること」をふせんに書きだします。渋谷で過ごしていて忙しない、窮屈、居心地が悪いと感じることを思いつくままに書きます。それをグループのなかで発表し合いながら、模造紙の右半分にふせんを貼ります。話し合いのなかで同じような意見を集めたり新しい意見を取り入れたりしていきます。

満員電車、サイネージ広告、酔っ払い、キャッチや歩きスマホ…それぞれのビジーが書き出されていきます。グループ内で出し合ったところで、学生たちにペンが配られました。「ビジーに感じたもののなにが嫌なのか、どういう気持ちになるのか要因を深堀して、その気持ちを書いていきましょう」と声掛けがありました。「閉塞感」「うるさい」「怖い」「迷惑」「歩きづらい」などコメントが書き込まれます。駅ではほとんどの人が急いでいるので「緊張する」や「もたもたしていると申し訳ない」などというコメントも。

渋谷の街でビジーなことを認識したところで、それを解消する「スロー」を見つけていきます。方法は同じ。ふせんに、癒される、落ち着く、気持ちが良いところなどスローなことを書き出し、今度は模造紙の左半分に貼っていきます。コーヒー、手をつないだ親子、人の少ない場所、車内アナウンスが優しいとき、仲のいい友人、昼間の空いている電車などなど、スローもたくさんの意見が。それにつくコメントは「ほっこりする」「かわいい」「気を遣わない」「季節を感じる」「デジタルデトックス」などさまざま。学生たちは「それ分かる」と言い合いながら積極的にディスカッションしていました。

フィールドワークでどんな「スロー」を探そう?

ビジーとスローの両面出たところで、渋谷をフィールドワークする際に探してみたいスローの方向性を決めます。それぞれのグループで特色を話し合い、発表しました。Aグループは「雰囲気が良くて落ち着く場所」、Bグループは広告や大音量でスピードが速いというビジーに対し「目から入る情報や心とお金の負担を減らせるところ」という方向になりました。Cグループは「自然を感じられる人の少ない場所」、Dグループも「自然があり一人になれるところ」というものです。Eグループは、渋谷に銭湯があることに着目し、「あまり知られていない昔からあるお店や場所」を探します。

授業の終わりには企業の皆様からコメントをいただきました。博報堂からは「渋谷の街は開発が進んでいますが、渋谷でもスローな場所があることを多くの人に知ってもらえたらと思います」。JR東日本からは「電車はビジーなイメージと思っていましたが、空いている電車などスローの意見もあるのかと発見でした。たくさんの意見が出て、自分たちも勉強になりました。年代問わずビジーやスローの感覚は同じだと感じました」。「これからフィールドワークするなかで、今回ふせんに貼っていないようなことも発見してもらえたら」と期待の声もかけられました。

学生たちはこれからインタビューや写真観察を行い、最終授業ではフィールドワークを通して見つけた新たな「スローな渋谷」をプレゼンします。