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2019年1月11日

~実践女子大学とクレディセゾン ~ 社会人と女子大学生の合同授業による産学交流セッションを実施しました(2019/1/11)

 1月11日(金)、実践女子大学渋谷キャンパスにて、「企業理念と仕事、そして働くということ」をテーマに、株式会社クレディセゾン(以下、「クレディセゾン」)の社員と本学学生との合同授業を実施しました。これは、共通教育科目「グローバルキャリアデザイン(担当:深澤晶久国文学科教授)」の授業の中で行われたもので、クレディセゾンの社員14名と、本学文学部・人間社会学部の3年生45名が参加しました。

授業ではまず、クレディセゾンについて学生たちが事前に企業研究した内容を、グループごとに発表しました。その後、クレディセゾンの社員に各グループに入ってもらい、お互い自己紹介を行った後、学生の発表内容についての質疑応答を行いました。続けて、クレディセゾンの社員から学生たちに向けて「企業理念と自らの仕事、そして働くということ」というテーマでお話をいただき、グループ内での対話を通して、クレディセゾンの経営理念や事業の社会的価値、具体的な仕事内容、働く目的や意義について理解を深めていきました。グループワークの最後には、学生一人一人が気付いた点や感想を発表しました。

授業の最後に、クレディセゾンの松本憲太郎戦略人事部長から、「他社・他人と違うことを考えて行動し価値を生み出すことがビジネス。会社に雇ってもらうというより、会社を活用して社会のためにインパクトのある価値を提供するというスタンスで歩んでください。」と全体のまとめのお言葉をいただきました。

授業を受けた学生の感想

  • 私たち学生が向けていた視点は自分本位な部分が多かったが、社会人の方々は自分とともに、取引先や一緒に働く人々にも視点を置いておられることに気づいた。(国文学科3年)
  • 働くことへの意義や、やりがいに対する理解が深まった。漠然とした就職活動や社会人になることの不安がなくなり、むしろワクワクする気持ちが芽生えた。(英文学科3年)
  • 今の時代は、決まった枠にはまるのではなく、適応力や臨機応変さが求められることを教えていただいたし、クレディセゾン様の社員は常に意識してお仕事をされていることもお話の中から感じられた(英文学科3年)
  • 個性を生かすこと、すなわち差別化が重要であるが、今まで以上に協調性やコミュニケーション力も、今の時代にあったものが求められると感じた。(美学美術史学科3年)

深澤教授のコメント

産学連携の新たな取組みも今年は3回目を迎えました。「働くことって何だろう?」この本質的な問いに対し、
社会人と学生が同じテーブルで議論する、学生の眼差しが刻々と真剣なものに変貌していく姿、毎年その変化に感動すら覚えます。
今年も実に意義ある授業であったと振り返っています。株式会社クレディセゾン様、そして産学連携人材育成コンソーシアム発起人代表の京都産業大学松高教授の多大なるご支援のもと実現しました。
この場を借りて厚く御礼申し上げます。そして、厳しい課題に挑戦してくれた学生たちにも感謝したいと思います。自信をつけて、これからの学生生活を堂々と歩んで欲しいと期待しています。

2018年12月20日

本学の学生が「地産地消ひのごはんデー」に協力!

 11月20日(火)から22日(木)まで日野市役所内市民食堂などで「地産地消日野ごはんデー」が実施されました。
 地産地消とは「地域生産地域消費」の略で、国内の地域で生産された農産物をその地域で消費する取り組みです。日野市は30年以上前から地産地消が盛んな地域であることと、11月は食育月間ということで毎年「地産地消ひのごはんデー」を実施しています。

 このたび日野市健康課と市民食堂から依頼を受け、日ごろ日野市の健康推進に協力している本学が、「地産地消ひのごはんデー」に配布するアンケートを共同で作成しました。
 当日は、日野産食材を使用したドレッシング、すいとん、黒米のごはんなどの献立がだされました。本学の学生たちは一日にどのくらいの野菜が必要であるかを市民に伝えながらアンケートを配布。また、ポスターを貼って本学の食育活動の紹介とPRを行いました。

 当日は学生の活動について興味を持ち、栄養について質問をされる来場者の姿も多く見られました。また、学生たちが日野産野菜を利用したスイーツを作り、市民食堂や公民館、市民の皆さまに試食をしていただき、人気を集めました。今後は市民食堂、健康課と協力してアンケートの集計を行い、市民食堂にて結果を公表予定です。
 参加した学生からは、「日野市民の多くの方々が地産地消に興味があることが分かりました」「思っていたよりも市民の方々が野菜を食べられていることが分かった」「私たちの活動に興味をもっていただけて嬉しかった」といった感想が聞かれました。

 これからも本学が保有する知的財産を活用して、地域のニーズに応え、連携を深めていきたいと思います。

2018年4月25日

人間社会学部の新入生が産学連携PBL型の「新入生セミナー」に参加しました

4月14日(土)渋谷キャンパスにて、人間社会学部の新入生約250名を対象とした産学連携PBL型の「新入生セミナー」が実施されました。今年度は、おでかけメディア「aumo」を運営するアウモ株式会社から、「渋谷区のインスタ映えスポットを発見し、女子大生が『私も行きたい!』と思うようになるWeb記事コンセプトを提案せよ」という課題を出していただき、新入生全員で渋谷をフィールドとして調査を行い、その結果を発表しました。
 学生からは、「ちょっと贅沢な時間つぶしにピッタリ!『ちくちくCAFE』癒しを求めて」や「思わず入りたくなっちゃう!~今流行りのアメリカンカフェ~」など工夫を凝らした提案がありました。 

 本イベントは、人間社会学部のポリシーでも触れている「21世紀社会において活躍できる女性の育成」を目指し、新入生の時点から企業からのリアルな課題に触れ、4年間の学びのフィールドである渋谷を歩き、ともに学ぶ学友と課題解決を通じて協働学習を行い、この活動の振り返りにより今後の大学への学びの動機づけにつなげることを目的としています。

 「新入生セミナー」は人間社会学部開設時から開始し、上記の形にしたのは昨年度からの2回目になります。

2018年3月7日

特別授業「キャリアショーケース・ワークショップ」に本学学生70名が参加しました

3月3日(日)、本学渋谷キャンパスにて、2018年キャリア教育科目「グローバル・キャリアデザイン」「実践キャリアプランニング」「キャリア開発実践論」(担当:文学部国文学科・深澤晶久教授)の履修者を中心とした特別授業「キャリアショーケース・ワークショップ(※)」が開催されました。
 
 当日は、深澤教授が担当するキャリア教育科目を受講する文学部、人間社会学部、生活科学部の4年生、3年生、2年生総勢70名の学生が集結。そして、今年は2015年、2017年、2018年に実践女子大学を卒業した社会人が20名、さらに株式会社資生堂などに勤務する若手社会人10名に参加してもらい、仕事のこと、就職活動のことなどについての情報交換・質疑応答が行われました。

 4年生にとっては、新社会人としての心構えを改めて確認する場に、3年生にとっては、3月1日にスタートした2020年度新卒採用の就職活動に向けて気持ちを新たにする場に、2年生にとっては、大学生活後半の有意義な過ごし方を考える場に、というように、それぞれに有意義な時間となりました。

参加した学生の声

  • 直接、たくさんの社会人のお話をきける、とても有意義な時間となりました。先輩たちは皆さん軸がしっかりしておられ、もう一度自分自身を見つめなおそうと思いました。(英文学科 3年)
  • 先輩・後輩・社会人の方との、縦と横の繋がりを強く感じられる素晴らしい機会でした。来年も是非、参加したいです。(国文学科 3年)
  • 将来について不安が多い中で、とても貴重な時間となりました。参考になることも多く、すごくためになりました。(美学美術史学科 2年)
  • 就職活動で大変な時期ですが、新たな発見もありとても有意義な時間でした。来年は私が先輩として経験を話たり、アドバイスができるよう、就活頑張ります。(英文学科 3年)
  • 「卒業生と在学生」は勿論のこと、在学生同士が繋がれるのが、この企画の良さだと思います。貴重な機会をありがとうございました。(2017年 卒業生)