社会連携プログラム
SOCIAL COOPERATION PROGRAM
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2023年11月6日

JWP(実践ウェルビーイング・プロジェクト) 資生堂グローバルイノベーションセンター視察研修を行いました。

2023年度のJWP(実践ウェルビーイング・プロジェクト)活動(担当:文学部国文学科 深澤晶久教授)の第一弾として、10月28日(土)に、1~4年生のメンバー18名とともに、横浜みなとみらいエリアにある「資生堂グローバルイノベーションセンター」を視察してきました。

◆美から考えるウェルビーイング

今回のテーマは「美から考えるウェルビーイング」とし、株式会社資生堂の中田美奈子さん、山名淳さんから「資生堂の目指すウェルネス・ビューティー」と題して特別講義をいただいた後、資生堂グローバルイノベーションセンター内にあるS/PARK Museum、S/PARK Studioなどを見学させていただきました。

たまたまハロウィンの季節限定特別イベントである「セカンドスキンメイク」の体験にも参加させていただき、最後は
資生堂パーラーの S/PARK Cafeでのランチと、盛りだくさんのプログラムを体験してきました。

爽やかな秋晴れの土曜日の午前中、まさに「ウェルビーイングなひととき」を過ごすことが出来、ビューティーという視点からウェルビーイングを考える大切な機会となりました。

今年度のJWP活動には、「美」「幸福学」「デザイン思考」そして「学びの型」の4つの視点からウェルビーイングを考えるプログラムが組み込まれています。

◆参加した学生のアンケートより

本日S/PARKを視察させていただき、資生堂さんのこれまでと、今後どんな方向を向いているのかを学ぶことが出来ました。私たちの親世代が使う化粧品のイメージで、手の届かない存在と考えていましたが、私たちが今考えているwell-beingをBeautyと心の健康の面から考えていて、繋がる部分を感じることができて嬉しかったです。また、環境との共存の為の活動も行っており、well-beingに向けた活動がとても進んでいる素晴らしい企業だと感じました。私も、生活における様々な面からwell-beingを考えていきたいです。
今回見学や資料で見せていただいたS/PARK内もとても印象的でした。常に新しいアイデアが浮かびそうな心が弾んだりリラックス出来る環境が創られていて、仕事を全力で楽しむことができる素敵な場所でした。私は理系でも無ければ「美」の知識はまだほぼ0なのですが、それでもここで働きたいと思うような素敵な体験をすることが出来ました。素晴らしい機会とお話をありがとうございました。(人間社会学部2年)

美から考えるウェルビーイングに繋げることができました。資生堂は、常に時代にあった「美」「ビューティー」を追求しているのだと分かりました。そこから時代や環境によって「美のあり方」が変わるのだと考えました。また、ハロウィンイベントでは女性だけでなく男性もメイクをしていて、すごく印象に残りました。その関係もあるのか、体験してる子供の中に男の子もいたので、化粧=女(性、の子)という印象は徐々に変わっていくと思いました。そうすることで美からのウェルビーイングの可能性はより広がると思います。
見学では、たくさんの化粧品をみてとても心躍りました。メイク初心者の私は化粧品を買い物中に眺めるだけの時間も好きで、なぜ好きなのかが「遊び心を忘れてないから」だということが見学してわかり、その展示がとても印象に残りました。
化粧品だけでなく、人からの意見を取り入れるための部屋(環境)づくり、バランスを考えた食事など資生堂が考え、取り組んでいる美について学ぶことができてよかったです。はじめは美と聞くと女性の印象が強かったですが、今回の視察から新たな発見ができました。貴重な経験ができて本当によかったです。(人間社会学部1年)

担当教員からのメッセージ

約15名でスタートしたJWP(実践ウェルビーイング・プロジェクト)の活動も、3年目の今年は、1~4年生あわせて40名の学生が参加してくれる大型プロジェクトへと成長してきました。授業でもゼミ活動でもない、あくまでも有志の学生から構成される取り組みであるので、参加している学生は、主体性に溢れ、好奇心旺盛で、そしてキャリアデザインに前向きな学生ばかりです。

今回は、私自身が所属していた資生堂の新しい研究施設、世界に開かれた、まさにオープンイノベーションな環境の中で、歴史の大切さと新しい時代に立ち向かう企業の姿勢を限りなく感じられる空間での視察は、まさにウェルビーイングを考えるのに相応しいスペースでした。

この活動を通じ、一人ひとりの学生がウェルビーイングを考えるきっかけを掴み、21世紀を先導する人間として飽くなき成長を続けてくれることを期待したいと思います。

最後になりましたが、我々を快く受け入れて下さった、資生堂の中田美奈子さんと山名淳さんに、この場を借りて厚く御礼申し上げます。

文学部国文学科 深澤晶久教授

※頬には、当日実施していた「セカンドスキンメイク™」で
 ハロウィンのイラストを体験しました。

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