1年生対象の「ビジネスプランニング」(担当:現代生活学科 上野亮助教)で、1月11日(水)にクロス・マーケティンググループとのコラボ授業が行われました。「より多くの女子大生に読んでもらえるモラタメビューティーの記事内容」をテーマに、各班がプレゼンしました。クロス・マーケティンググループの皆さまはリモートで参加し、各発表後にはフィードバックをくださいました。
モラタメビューティーの女子大生読者を増やすには?
モラタメビューティーはクロス・マーケティンググループのグループ会社であるドゥ・ハウスが運営する美容・ヘルスケアのメディアサイトです。「知って、タメして、もっとキレイに」をコンセプトに、プレゼント企画に強みがあるのが特徴です。
今回は10~20代の女子大生の読者を増やすための記事を、2本考えてくる課題。学生たちは6班に分かれ、それぞれリサーチを重ねこの日に臨みました。プレゼン時間は10分です。
理想の体型になれる!
1班は「自分の骨格に合った簡単ダイエット」をコンセプトに、骨格診断の記事を提案しました。
自分の持って生まれた特徴を知ることで、似合う服や向いているダイエット方法が分かります。ターゲットはファッションを楽しみたい女子大生。ファッション記事は骨格別におすすめの服のブランドを紹介し、ダイエット記事は、器具を使わず簡単に真似できるものを紹介します。
質疑応答では「骨格別に似合う服のブランドは違うのか」という質問が。
学生は「女の子らしいデザインやストリートファッションなど、ブランドにより特徴が違うので」と根拠を持って回答していました。
新生活応援!これまでもこれからも美しく!
2班はまずライバルサイトを徹底的に比較。
比較サイトにはヘアケアについて幅広く載っています。また若者のトレンドである食材の紹介なども多くありますが、モラタメにはないと分析。そこでターゲットを大学1年生に設定し、初めて髪を染めた人向けのヘアケアアイテムの紹介記事を提案しました。ヘルスケア記事は、食生活の傾向からチャートで足りない栄養素を診断し、サプリなどを紹介します。
発表後ドゥ・ハウスの橋本氏から「初めて髪を染めたときの気持ちを思い出して共感を持って聞けました」と感想がありました。
コロナ禍でも可愛くなろう!
3班はモラタメビューティーのSWOT分析を行いました。
イラストが少ない、1つの記事が長い、サイト内検索ができないなど弱みを分析しました。またコロナ禍で増えた、目元を強調するメイクについての記事がないことに注目。髪色に合わせてカラーコンタクトを紹介します。もう1つは「ながらダイエット」を紹介することで、女子大生でも気軽にできるものを提案しました。
質疑応答では「コロナ禍で女子大生も目元だけのメイクをしていますか?」という質問に、
学生の一人が「自分自身、カラコンを入れて目元を強調しています」と実体験を交えて回答していました。
ディズニーファッションでSNS投稿
4班はファッションやダイエットに対しての与件整理を重点的に行い、インスタグラムの投稿に多いディズニーファッションに注目。
ディズニーでは女子大生の多くはカチューシャを付けて楽しみます。予算別に、カチューシャに合うアイテムやブランドを紹介し、SNS投稿も促します。もう1つは骨格診断別ダイエット方法を提案。プレゼント企画も考え、読んで終わる記事ではなくモラタメならではの強みを生かします。
「プレゼント企画でほしいと思うファッションアイテムはありますか?」という質問に
学生は「ヘアクリップやバケットハットなど使いやすいもの」とニーズを伝えていました。
誰でも可愛くなれる!
5班はモラタメビューティーでは20~30代向けの記事が多く、まず認知度アップが大事と考えました。
ショート動画やインフルエンサーへの提供などを行い、もらって試せるモラタメの良さを訴求します。記事もダイエットや韓国メイク、ヘアケアなど若者が興味のあるものを選びました。なかでもダイエットはアプリと連動し継続してもらえる記事を提案しました。
「女子大生にとってインフルエンサーのPRは重要ですか?」という質問に
「実体験としてアイテムを知るきっかけが、有名人が使っていたり良いと言っていたりするものが多い」と答え、社員の方も納得されていました。
理想の自分になるために
6班は美容意識の高い女子大生をターゲットに設定しました。
若者に注目されている韓国では整形が盛ん。韓国での整形に興味がある人向けに、日本人が利用しやすい病院の紹介記事を提案しました。もう1つはスキンケアの記事で、モラタメの成分分析の強みを生かし、肌質に合わせた栄養や美容成分を分かりやすく伝えます。
発表後は「女子大生にとっても整形は身近ですか?」という質問が。
学生の一人は「自分も興味があります」と実感がある内容であることを伝えました。
初めての本格的なプレゼン!
最後にクロス・マーケティングの日下部氏から総評をいただきました。
「実際に使えそうなものや改善案がたくさんありました」と感嘆され、「ビジネスシーンではターゲット層と違う人にも納得してもらうプレゼンが求められます」と、データの見せ方はしっかり数値を出すことをアドバイスされました。
1年生にとって、企業の方から実際のプレゼンさながらに課題をいただき取り組むのは初めてのことです。レベルが高い課題でしたが、学生たちにとって今後に活かせる貴重な経験となりました。
※クロス・マーケティンググループのWEBサイトニュースに本プロジェクトが掲載されました。
以下URLをご確認ください。
https://www.cm-group.co.jp/group-news/detail.php?id=498