社会連携プログラム
SOCIAL COOPERATION PROGRAM
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2022年11月7日

オープンキャンパスを訪れた受験生を歓迎する、1日限定の「SAKURA CAFÉ」をオープンしました!

夏の暑さが和らいできた9月初旬の日曜日、実践女子大学日野キャンパスでオープンキャンパスが実施されました。たくさんの高校生が訪れる中、WELCOMEイベントとして桜ホール二階に1日限定のSAKURA CAFÉがオープンしました。
SAKURA CAFÉでは、教員と職員のサポートのもと、有志として手を挙げた12人の学生達が企画と運営を担当。6月のメンバー募集から始まったこのプロジェクトは、授業がない時間を利用したオンラインミーティングを重ねながら前進していきました。当日は、スムージーが売り切れになるほどの大盛況。お店でお揃いのエプロンを身に付け、笑顔で高校生を迎えていた学生のみなさんにお話をうかがいました。

Instagramを通じて、SAKURA CAFÉの魅力を広く発信(食生活科学科、管理栄養士専攻:小林さん)

広報を担当した小林さんの役割は、多くの人達にSAKURA CAFÉの魅力を伝えることです。高校生の世代も多く利用しているInstagram(@j_staff_jissen)を通じて、SAKURA CAFÉ開催の告知や学生達の取り組み、当日のメニューなどをこまめに発信しました。

「カフェの運営は、初めての経験でした。当日、何が何杯売れるかまったくわからない中でのスタートでしたが、たくさんのお客様にご利用いただくことができてほっとしています。広報もそうですが、お客さんの反応を予測することで、マーケティングの片鱗を体験できたと思います」

お店の顔となる、ロゴ入りエプロンやステッカーを制作(食生活科学科、管理栄養士専攻:井川さん、高本さん)

お二人でインタビューに応じてくだったのは、ユニフォーム担当の高本さんと井川さんです。SAKURA CAFÉのコンセプトをデザインに落とし込み、ドリンクカップに貼るステッカーやスタッフお揃いで身に付けるユニフォームを制作しました。

「私はロゴとイラストを描きました。制作の過程で意識したのは、女子大生らしさと大人っぽさです。SAKURA CAFÉのコンセプトであるつながりは、ロゴとイラストをとりまく桜としてあしらいました。ステッカーのラミネート加工など、予算の範囲で自分のイメージをどこまで実現できるのか、業者さんに細かくおしえてもらえて助かりました。自分が考えたデザインが形になり、多くの人に使ってもらえて感動です」(井川さん)

「エプロンやステッカーはネットを通じて業者さんに発注しました。エプロンにはいろいろなデザインがありましたが、ナチュラルさと機能性を重視して選びました。余裕がないスケジュールの中、希望通りの仕上がりになったと思います。業者さんとのやりとりは、貴重な経験になりました」(高本さん)

SAKURA CAFÉの「つながる」コンセプトを、装飾として表現(食生活科学科、管理栄養士専攻:阿川さん)

阿川さんが担当したのは、お店の装飾です。
建物の階段を上がると、メタリックなピンク色のアルファベット風船を使ったSAKURA CAFÉの店名が、お客さんの目を引きます。
お客様が並ぶカウンターには緑の植物を長く這わせ、ほっとする演出を取り入れました。

「入学してからアルバイトをしたことがなく、プロジェクトメンバーの募集をみて、就職前に貴重な経験をする最後の機会だと思い参加しました。装飾を担当するメンバーとzoomで話し合い、飾りはみんなで買い出しにいきました。初めて接客を体験し、お客様に喜んでもらう幸せを感じました」

地域を代表する、美味しい飲み物やスイーツを調達(食生活科学科、管理栄養士専攻:佐藤さん)

お店で提供する飲み物やスイーツは、地域連携の観点から多摩地域のものを厳選しました。調達を担当する学生達は、SAKURA CAFÉのコンセプトをまとめた資料をもとに、お店の担当者にプレゼン。協力を快諾してくださった3つの店舗から仕入れました。

「お店に協力を仰ぐプレゼンは緊張しましたが、とても勉強になりました。企画の目的や背景をしっかり伝えるには何が必要なのか、深く考えるきっかけになったと思います。ぎりぎりのスケジュールでしたが、お店のみなさんが優しく対応してくださってなんとか必要なものを揃えることができました」

プロジェクトを推進した高橋先生は、学生達が無事に当日を迎えたことを称えます。

「みんなの進捗はSlackで確認していたんですが、自分の役割を果たすだけでなく、ほかの人もカバーしながらやり遂げたのは、本当に素晴らしかったと思います。アルバイトの接客経験がない学生もいたので、事前に全員でお客様対応の研修を受けました。当日どうなるかと不安でしたが、予想以上の現場対応にびっくりしました」

「みんなで盛り上げよう」という声で始まった、SAKURA CAFÉプロジェクト。参加した学生達は、後輩になるかもしれない高校生をあたたかく迎えながら、お店のスタッフとしてオープンキャンパスをさらに盛り上げていました。カフェの運営という体験は、普段接することがない人達とのやりとりを通じて、学生に様々な学びの機会を提供したようです。

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