実践女子大学×丸山珈琲「五感で学ぶキャリア教育」(2019/11/15)
共通教育キャリア科目である実践キャリアプランニング文学部英文学科2年生のクラス(担当:文学部国文学科 深澤晶久教授)において、さる11月15日から12月20日までの5回にわたり、丸山珈琲様と連携した産学連携のプログラムを実施致しました。この授業は本学の特徴的な科目の一つで全学必修に位置付けられており、授業の後半では、「社会人基礎力演習」と題したPBL課題解決型ワークショップを展開しています。
今回は、丸山珈琲様にご協力いただき、2019年11月に渋谷スクランブルスクエアに初出店されたタイミングをとらえ、「渋谷女子にスペシャルティコーヒーバッグ広めよう! 渋谷店を活用したPR施策ならびにコーヒーバッグに絡めて渋谷店全体のPR施策を考えよ」をテーマに5回にわたり進めました。
11月15日のコラボ一回目の授業、学生たちが教室に入り感じたのはコーヒーの香りが漂う雰囲気でした。これは丸山珈琲様の担当者の方が、「やはり丸山珈琲のことを考えていただくには、本物を味わってもらう必要がある」とのお考えから、普段は店頭でお客様に提供しているコーヒーを実際に準備いただき、なんとこの授業はコーヒーのテイスティングからスタートしたのです。
以降、グループディスカッション2回、プレゼンテーション2回の授業を通して、11チームに分かれた学生たちは、視覚(実際に店舗や商品を見て)、聴覚(社員の方からのお話しやアドバイスをお聞きして)、嗅覚(本物のコーヒーの香りを嗅いで)、味覚(本物のコーヒーを飲みながら)、触覚(実際に販売されているスペシャルティコーヒーバッグを触ってみて)、まさに五感をフル回転させながら課題解決に向けて議論を重ねました。
2週にわたったプレゼンテーションについては、丸山社長自らにお越しいただき、丸山賞の発表と全チームへのフィードバック、そして最終回には「変化」をキーワードに、「世の中の変化に常に関心を持つだけでなく、自らの変化にも気づく必要がある」という大変に貴重なメッセージをいただいて授業は終了しました。
学生のコメント
- 短い時間で議論し、プレゼンまで行うことはとても大変でしたが、様々な意見を聞けたことや、プレゼンについては他のチームの手法から学ぶことが多かった。
- 協調性の大切さ、チームワークとコミュニケーション、物事の本質をどう捉えるかなど、沢山の学びがあった。
そして何より実際の企業の事例で研究できたことがありがたかった。 - 社長のお話しの中で「自分が変化する」というお言葉がとても印象に残りました。
深澤教授のコメント
「五感で学ぶキャリア教育」という新しいコンセプトのもと、学生たちは社会人として要求される、課題解決力、企画力、情報収集力、チームビルディング、プレゼンテーション能力などを短期間ながら集中的に学ぶ貴重な機会になりました。ご協力いただきました丸山社長をはじめ、丸山珈琲様の関係者の皆様に、心から感謝いたします。