社会連携プログラム
SOCIAL COOPERATION PROGRAM
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2024年7月16日

新しいSNSを広めるには?「実践キャリアプランニング」で広告マーケティングを実践する体験授業が行われました。 

大学共通教育科目の「実践キャリアプランニング」(担当:髙橋裕樹特任教授)で、元株式会社電通の鈴木宣彦氏をお迎えしての広告ビジネスを体験する授業が行われました。商品やサービスを売るために、リサーチしたり広告チラシを考えたり。実際にワークを通して体験することで、マーケティングとはどんな仕事かを実践的に学ぶ機会になりました。

広告代理店は「なんでもやる」会社

鈴木氏は大学卒業後、新卒で電通に入社しました。
広告代理店とは何をする会社かと言えば、CMを製作したり広告を打って宣伝したり、ということを思い浮かべますが、それだけにとどまりません。
YouTubeの動画作成やグッズの製作まで、「依頼した企業の成長や課題解決のためならなんでもやる」と言います。
鈴木氏もまた、多くの企業のCMや中吊り広告の作成から、イベントなど幅広い仕事に携わってきました。コピー作成やCM製作をするクリエイティブ部門を経て、マーケティング、プロデュース部門などさまざまな仕事を経験しました。

「誰かの作ったメディアや仕組みを売るのではなく、自分が欲しいサービスを作って世の中を変えたい」と思うようになり、2022年に起業。
株式会社NOBU Planningを立ち上げました。グルメ動画SNS「Popdish」を開発・リリースしています。

Z世代向けの新しいグルメSNSを立ち上げ

授業は3週にわたって行われ、最初の授業では、広告コピーの作り方の基本的な考え方を学びました。
2回目からはグループワークです。
2回目はPopdishのチラシを作成し、3回目は改善点についてのプレゼンテーションを行いました。

PopdishはZ世代を中心とした若年層向けのグルメ動画SNSです。
Popdishのキャッチコピーは『「今食べたい」が、すぐに見つかる。』。
動画と地図が一緒になっており、行きたい飲食店を発見でき予約も可能なSNSです。従来のグルメサイトでは写真の投稿などはできるものの、「写真を盛る」ことによる実際のお店とのギャップに対する不信感もありました。
Popdishでは動画で閲覧できることで、実際の店内の様子や食事を想像しやすいというメリットがあります。
動画の一つ一つに正確な地図情報や飲食店情報が紐づいているため、予約もワンクリックで進めるのも特徴。さらに動画を投稿することで、ギフト券などに交換できるオリジナルポイントもたまります。

Popdishの改善点をプレゼン!

3回目のプレゼンテーションでは、競合他社のグルメアプリを利用している人へのヒアリングを行います。
実際にPopdishを使ってもらい、使い心地を確認。それをもとに改善案を作成しました。
学生は17チームに分かれ、パワーポイントで資料を作成。4分間のプレゼンテーションを行いました。

SNSでグルメ情報を得ている人からは流行りの店が分かるというメリットを発表したチームは、Popdishはまだ動画投稿の数が少ないためインフルエンサーなどに投稿してもらい、投稿数を増やすことを提案。
グルメ専用サイトを利用している人を調査したチームは、PopdishはInstagramやTiktokなどのZ世代向けSNSに慣れていない人は使いづらいという意見をピックアップしました。
そこで、検索機能をもっと充実させ、写真も投稿できるようにするなどを提案しました。

地図アプリでお店を探す人を調査した意見では、目的地近くの飲食店が分かるメリットを挙げ、Popdishの地図でも飲食店だけでなくランドマークやチェーン店が検索できるようにすると良いなどの意見がでました。
その他、17チームそれぞれの視点で、Popdishの良さ、改善点などをプレゼンしました。

マーケティングを実践的に学んだ授業

全チームの発表が終わると、鈴木氏による講評が行われました。
鈴木氏は「全体的にしっかりして結果をまとめて提案していたと思います」と学生たちの頑張りをねぎらいました。
全チームのなかから、特に素晴らしかった3つのチームには表彰もありました。評価ポイントは内容だけでなく、パワーポイントの画面の見やすさや、アプリへの使い込みについても言及。
1位になったチームには「提案してもらった追加機能は、まさに社内で改修しようとしていたポイントをしっかり網羅していた」とリサーチ力を絶賛されました。

「広告業界で実際にやっていることを皆さんにやってもらいました」と鈴木氏。
「広告の考え方や、ターゲティングやメッセージなど、さわりの部分だけですが、形はつかめたかと思います」と話しました。
今回のプレゼンテーションは、「人から聞いたことや調べたことを、自分のなかで咀嚼して分かりやすく伝える訓練になったと思います」と話しました。
学生にとっても実践的にマーケティングを学ぶ機会となりました。

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