10月16日に英文学科の学生による有志プロジェクトのキックオフミーティングが行われました。『インスタグラム』の英文学科公式アカウントをより良くするのが今回のプロジェクトの目的です。株式会社ピクス(P.I.C.S.)(以下、P.I.C.S.)にご協力いただき現役の映像作家さんが講師となり、学生たちが英文学科の魅力を発信する動画作りに挑戦します。
映像制作のプロが講師に
講師の方は3名。
まずは映像クリエイティブシーンの記事を書いているライターの林永子氏です。
映像作家や映像作品を紹介する記事やイベントを企画しています。渋谷区のコミュニティFMラジオ「渋谷のラジオ」のパーソナリティも務められています。
2人目はP.I.C.S.の佐藤由佳氏。
映像クリエイターのマネジメントに携わっています。P.I.C.S.は映像制作会社で、TVCMやWEBサイト、SNSなどさまざまな映像を作っています。ほかにも広告グラフィックやMV、プロジェクションマッピングのイベントなど幅広く制作。所属の映像作家だけでなく、気鋭の映像作家とも精力的に仕事をしています。
そして3人目は映像作家の浜根玲奈氏です。
日本大学芸術学部を卒業後、映像制作会社勤務し、その後独立。現在は海外での活動も行なっています。多くのMVやCM制作しています。海外での経験を「アメリカはみんな自己表現がうまかった」と話しました。周りに自己表現力で劣ると感じた浜根氏は「英語が喋れなくても名刺の代わりになるものとして、SNSを活用し、映像やビジュアル作品を載せました」と語りました。
インスタグラムでどう発信する?
続いて学生たちからも自己紹介。
本プロジェクトには1~3年生の学生5名が参加しており、参加動機について「動画コンテンツで実践女子を紹介したい」、「英文学科の魅力が伝われば」と意気込みを語りました。
メンバーの中には動画作成が趣味の学生も。パソコンで専用のソフトを利用して本格的に作っていると言います。
浜根氏が「なぜ英文学科を目指したか」を尋ね、1人の学生は「ディズニーランドのキャストに憧れ、海外のお客様を案内できるようになりたいと思って英文学科を目指した」と話しました。受験の際にインスタグラムも見て参考にしたと言います。
「今は受験にもSNSは大事なんですね」と林氏。リアリティがあり身近に感じられるので、高校生にも良い判断材料になると実感した様子でした。
さっそくミーティングに入り、まずは現状分析から始まりました。
今の英文学科公式アカウントは数人の学生が文章や写真を考え、教授がチェックしてから投稿されます。
ただメンバーそれぞれで写真を撮ったり文章を考えたりしているため、色の決まりなども特になく統一感がないというのが現時点での課題です。
「学生など人の写真が少なく、授業の様子やリアルな生活が伝わらない」という問題点を挙げた学生もいました。画像中心で動きがなく文章も長いため、動画や短い投稿ができるストーリーを使いこなすべきという意見も。
ターゲットは本学への入学を考える高校生!
「SNSは大学の顔でもある」と浜根氏。
バラバラの投稿ではなくチームで協力して、1つひとつの投稿を大事にしていくといいとアドバイスしました。「なにが大事って内容なんです」と話し、誰に向けて何をアピールしたいか、そもそもなぜインスタグラムをやるのかを考えることが大切と語りました。
そこで、まずはターゲットを確定。
英語に興味がある高校3年生をターゲットに定めることに決まりました。
ではどんな投稿が彼女たちに刺さるでしょう。
浜根氏は「リアルなキャンパスライフが見える方が、高校生は憧れるかも」と案を出し、林氏も「インタビューなど学生主体の投稿が増えるといい」と話しました。
どんな動画にしよう?
どんな動画を投稿したいか企画会議が始まりました。
オープンキャンパスで高校生から聞かれた質問を投稿にする企画やキャンパスツアー、授業風景、インタビューなど案が出ました。
「キャンパスツアーは動画向き」と佐藤氏。
学生自身が大学の好きなところや良いところをアピールするのにはうってつけです。さらにせっかく英文学科なのだから、英語に関連する投稿がいいという話に。英語ネイティブの先生に出演してもらうことや、英文学科の学生たちに英語でインタビューなども案が出ました。
「SNS投稿は計画性と持続性が一番大事」と浜根氏が言い、まずは役割分担を決めることに。
どこで撮影するかを決める監督編集、どういう風に見せるかを考える企画者、どういう風にアピールするか考える出演者をそれぞれ決定しました。
魅力を伝えられる動画を学生主導で作る
学生たちは次のミーティングまでにそれぞれ、大学内のどこで撮影したいかロケハンをしてくることや、どんなことを聞きたいかインタビュー内容を考えること、英文学科の他の学生や教授たちに出演してもらえるか交渉することなどが決まりました。
また統一感を出すために投稿に利用するフォントやカラーをルールとして決めてしまうことも講師の方たちから提案され、決定することになりました。
11月以降も月1回ペースで会議を重ね、英文学科の魅力が伝わるインスタグラムの動画を制作していきます。