社会連携プログラム
SOCIAL COOPERATION PROGRAM
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2021年12月13日

就活サイト最大手のマイナビと連携授業!最新の就活事情を学びました(10/16)

 最新の新卒就活事情を学ぶ特別授業が10月15日(金)、「就活サイト」最大手のマイナビ(東京都千代田区)と本学の社会連携授業として行われました。特別授業は、同社専務取締役の浜田憲尚氏を講師に招いて実現。浜田氏は、これから就職活動が本格化する教室の3年生(2023年度卒業予定者)らに対し、「あなたにとってベストな1社を。私たちマイナビは最後までお手伝いします」などと語り掛けました。

マイナビ東京本社が入居するビル
(グーグルマップから)

 マイナビは、リクナビ(リクルートグループが提供)と並ぶ新卒向けの超有名就職サイト(就活サイト)です。本学の学生も就活シーズン、ほぼ例外なく利用しており、浜田氏はマイナビ保有の膨大なデータ(登録学生73万人以上、掲載企業2万4千社以上など)をもとに、最新の就活事情を解説しました。

インターンシップの重要性を強調

前年の就活戦線を振り返る

 それによると、浜田氏が講義を通じて強調したのは、インターンシップの重要性でした。「企業と学生双方にとってインターンシップの重要性が高まっている」と語り、2023年4月時点で内々定をもらっている学生の特徴として、インターンシップへの取り組み姿勢を見る限り▼参加時期が昨年の7~9月と早い▼参加数が10社以上と多い-などを挙げました。「早期から企業研究や仕事研究を進めたことで、相互理解が深まり、マッチングしやすくなっているのではないか」と解説しています。

 その上で、これから到来する本格的な就活シーズンを踏まえ、教室の3年生には丁寧なアドバイスを送ります。具体的には、2023年度はインターンシップ実施企業、学生のエントリー数いずれも2022年度に比べて増加していると説明。▼インターンシップへ積極的に参加する▼面接で緊張しないため、人事担当者との対話に慣れておく▼企業研究やエントリーをもっと行う-などの心構えを学生に求めました。とりわけ、インターンシップへ積極参加は「これはマスト。もちろん可能ならリアルで」と、ことさらに強調しています。

23年は好転

学生の「のんびりムード」を懸念

企業の採用意欲は上向き!

 もっとも、浜田氏によると、23年度卒の学生の場合、コロナ禍の影響による懸念材料があると言います。それはコロナ禍に伴う企業の採用抑制ではなく、むしろ学生の「のんびりムード」だとか。というのも、企業の採用意欲は「確実に上向く」と予測されるからです。

 このうち、のんびりムードは、別言すると「就職に関する意識の立ち上がりが遅い人がいる」ということです。コロナ禍で授業がオンラインとなり、リアルなガイダンス・就職イベントも減少。また、友人間の就職の話題も減少した結果、「刺激が少なくなり、就活本格化前の準備段階でもう、学生間格差の二極化が進んでいる」と浜田氏は心配します。

「今すべきこと」がある

 では、今3年生がすべきことは何でしょうか。浜田氏は改めて教室の学生に呼び掛けます。▼オンライン、リアルを問わず、インターンシップへの参加▼年内の段階で志望業界・志望職種を整理。最低限100社程度はリストアップ▼マイナビ2023の検討リスト機能で、事前に関心ある企業を登録▼WEBセミナーの活用-を…、そして大切にしなくてはいけないのが、学内のセミナーへの参加です。浜田氏は、最後にこう教室の学生に語り掛け、この日の特別授業を締め括りました。

浜田氏の提案「今すべきこと」

3~4年生40人が履修

いよいよ私たちの就活の季節!

 授業の指導教授は、文学部国文学科の深澤晶久教授(キャリア教育担当)です。今回の特別授業は、深澤教授と浜田氏の縁がきっかけで、3年生以上対象の共通科目「グローバル・キャリアデザイン」の中で実現しました。今年度3年生と4年生40人が履修しています。

浜田憲尚・マイナビ専務取締役の話

 この授業は、私にとって直接学生の皆さんに語りかけることのできる貴重な機会ですので、毎年非常に楽しみにしております。今年の授業では、ご自身のキャリアについて真剣に考えている方が多く、熱心に私の講義に耳を傾けているのを実感いたしました。23卒の新卒採用意欲は確実に高まりますが、就職環境がどうあれ、自分らしい納得感のある就職を目指して、これからの就職活動を頑張ってもらいたいと思っています。

マイナビ専務取締役 浜田氏
本学OGの中島さん

 同授業には、本学卒業生のマイナビ社員も駆け付けてくれました。本学2020年度生活科学部現代生活学科卒の中島みゆさんです。中島さんは、マイナビに入社2年目。営業職として転職を扱うセクションに所属しており、企業から求人を集める営業が今の仕事とか。今の仕事に「すごくやりがいと楽しさを感じる」と語り、学生に向け「皆さん、就活頑張ってください」とエールを送ってくれました。

深澤晶久教授の話

 マイナビの浜田専務とは、もう15年来、大変にお世話になっています。毎年、この授業にお越しいただいていますが、マイナビのサイトの説明にとどまらず、ご自身の就職活動を含めたキャリアの興味深いエピソードや、マイナビという会社の社会的意義など、学生にとっては、毎年、本当に多くの学びの機会をいただいています。

 “就活の本質”という、浜田専務でしかお聞き出来ない内容であり、これから就職活動に臨む学生にとって、貴重な時間となりました。浜田専務にはこの場を借りて、厚く御礼申し上げます。

深澤教授
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