12月26日・27日の2日間、本学の渋谷キャンパス内「JISSEN PLAY BASE」にて、ひとり親家庭を対象に企画された衣類の無料提供イベントが行われました。NPO法人グッドネーバーズ・ジャパン (GNJP) と大手セレクトショップが連携して開催され、本学の学生たちもボランティアとして参加しました。

特別な服選び体験
GNJP運営のフードバンク「グッドごはん」を利用するひとり親家庭を対象とした衣服無料提供イベントであるこの企画にはBEAMSをはじめ、NOLLEY’S(ノーリーズ)、ABAHOUSE(アバハウス)のアパレル3社が参加しました。各社が提供した洋服がずらりとラックに並び、会場には試着室も設けられるなど本学のスペースがこの期間だけの特別なセレクトショップへと生まれ変わりました。
アウターやトップスだけでなく、バッグや小物なども選べます。
各ブランドのスタッフも多数参加し、一人ひとりに寄り添ったコーディネート提案を行うなど、丁寧なサポートが印象的でした。
本取り組みは「Happy Family Day」として5月に開催した際にも大きな反響を呼び、今回は抽選枠を増やしての実施となりました。
参加者は「グッドごはん」の利用者の中から、中高生の子どもを持つひとり親世帯が対象です。
当日は家族そろって来場し、服を選んだり試着したりと、楽しそうな会話の聞こえてくるなごやかな時間が流れていました。

コーディネートも体験して思い出を



イベント開催にあたり、GNJPの綿貫氏にお話を伺いました。
「衣類提供会自体はおととしから続けている取り組みですが、実践女子大学さんとのコラボは5月に続き今回で2回目です。
それまでは事務所で実施していましたが、どうしても手狭でした。
今回お借りしているこのスペースは、本物のお店のような空気があり、とても魅力的ですね。
本イベントの特徴は、洋服を渡すだけでなく、店舗のようにコーディネートを提案してもらえる体験ができることです。生活に困難を抱えるご家庭の中には、ゆっくり買い物をする機会が少ない方もいます。
この機会にお店で選ぶ楽しさを味わってもらえたらと思っています。年末年始はイベントの多い時期でもあります。クリスマスプレゼントや家族の思い出として、楽しい冬を過ごすきっかけになればうれしいですね」
学生たちも積極的に参加
当日は学生たちもボランティアとして参加しました。
ショッピングバッグを手渡したり、商品を包んで袋詰めをしたりと、来場者と直接コミュニケーションを取りながら運営をサポートしていました。
参加した学生たちに、今回ボランティアに応募した理由を聞くと、「以前からボランティア活動に関心があり、経験してみたかった」という声や、「5月のイベントのときから気になっていたのですが応募が間に合わず、今回はぜひ参加したかった」といった声など、全員が前向きな思いで参加を決めていました。
また、「親戚にひとり親世帯がいて、苦労を身近に感じている」と、個人的な経験から関心を持った学生もいました。
学生たちは、全員がファッション大好き。
「大学とブランドが連携して洋服を提供する取り組みだと知り、社会貢献につながると感じて参加しました。洋服だからこそ届けられる楽しさがあると思います。新しいファッションとの出会いで、少しでも笑顔になってもらえたらうれしいです」と話してくれました。

企業同士も連携して良い相乗効果に
各ブランドの皆さまからも、衣類提供会を開催する意義についてお話を伺いました。
BEAMS 経営企画本部 サステナビリティ推進部 本間氏
「5月の開催後、社内でも反響が大きく、今回は少しパワーアップしてお届けしています。実践女子の学生の皆さんはとても品がありますね。運営の手伝いも楽しみながら取り組んでくださっている印象です」
NOLLEY’S(ノーリーズ) 室氏
「当社は中高生向けのブランドがあまりないため、最初は少し勝手が違うかもと緊張していましたが、ご家族連れが多く楽しく接客ができています。実践女子の学生さんはとても前向きでしっかりされている。こちらが指示しなくても自ら考えて動いてくれます。大学とコラボする機会は貴重なので、今後も継続して連携できればと思います」
ABAHOUSE(アバハウス) 坂田氏
「ファミリーセールのような取り組みは社内でも行っていますが、ボランティアを含めた活動は自社だけでは難しいこともあります。5月にBEAMSさんから声をかけていただいたとき、ぜひ参加したいと思いました。実際に手に取って喜んでいただける姿を見て安心しています。今回のイベントが少しでもリフレッシュにつながればうれしいですね。大学と連携することで、学生の皆さんの姿勢から学ぶことも多く、私たち自身も刺激を受けています」
本学は今後も、企業や地域との連携を通じて、学生が社会課題に向き合い学びを実践する機会を創出してまいります。

