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2025年10月15日

アップサイクルも体験!渋谷キャンパス常磐祭にてBEAMSが限定ショップを出店しました。

9月27日(土)・28日(日)に開催された渋谷キャンパスの学園祭・常磐祭にて、大手セレクトショップのBEAMSがショップを限定出店されました。当日は開場から盛況で、学生やそのご家族、同窓生まで幅広く来店しショッピングを楽しんでいました。この日は様々な理由で販売することができなくなったTシャツを再利用したマクラメワークショップも開催。多くの人でにぎわった当日の様子をご紹介いたします。

常磐祭にBEAMSが限定ショップを開店!

BEAMSは、ひとり親家庭を支援するNPO法人グッドネーバーズ・ジャパンと連携し、中高生の子どもを持つひとり親家庭を対象に、衣類の無償提供会を定期的に開催しています。
その会場として、今年の5月に本学渋谷キャンパスの1F「JISSEN PLAY BASE」を利用されました。そのときのご縁が繋がり、常磐祭の出店が実現したのです。

陳列されたのは、新品でありながらもさまざまな理由により正規品として販売されなかった製品たち。売れ残ってしまったものや、若干の汚れなどがあるわけあり品、撮影などで使用されたサンプル品などです。
これらは品質に問題はなく、新品であることに変わりはありません。
そこで、今回常磐祭で価格を抑えて販売することに。手にとっていただく機会をつくることは、SDGsへの貢献にもつながります。お値段は常磐祭限定の特別価格。学生でも手に取りやすい値段に設定されました。

限定ショップは開場から盛況。
多くの学生やご家族連れ、卒業生などでにぎわいました。
販売員として参加したBEAMS社員の方も「もっと持ってくればよかったですね」と話すほど。楽しそうに話しながら選んだり、体に当ててサイズを見たりと思い思いにショッピングを楽しんでいました。
社員の方に実践生の印象をうかがうと「皆さん、上品でコミュニケーション能力が非常に高いですね」とお褒めの言葉が。「自分から話してくれるので接客していて楽しいです」と印象を話されました。

女子大と連携することで広がる未来

限定出店に際し、経営企画本部サステナビリティ推進部の本間氏にお話をうかがいました。
「5月に行われた衣類の無償提供会『Happy Family Day』から今回の出店につながり嬉しいです。『Happy Family Day』では学生の皆さんに、レジ業務や接客を行っていただきました。母の日・父の日と関連付けて、各家族へ花束のプレゼントを行ったのですが、その贈呈を学生たちにお願いしていました。積極的に動き、嬉しそうに花束を渡していたのが印象的で、楽しんでものごとに取り組める学生が多いのだなと感じました。

BEAMSはファストファッションなどに比べると価格帯が少し高いこともあり、BEAMSは働く世代がメインの購買層です。今回常磐祭に出店することで、若い世代にもBEAMSを知っていただきたいと考えました。学生がファッションについてどう考えているか、生の声を聞き商品開発に活かせればとも思っています。」

Tシャツをマクラメでアップサイクル

この日はBEAMSで様々な理由で販売できなくなったTシャツを再利用した「マクラメワークショップ」も開催されました。
マクラメとは、長いひもを編み込んでいくことで模様を作ったりインテリアにしたりする技法のこと。一般的にはロープで作成されるものですが、ひも状であればどんなものでも編めるのがマクラメ。
今回はTシャツの胴体部分を長く切り取って作ったひもを使用します。

4mほどの長いひもを色違いで2本用意し、半分に折ります。4本になったひもを、互い違いに輪を作って通し、編み込んでいきます。
編み方は一見複雑なようで、順番を覚えてしまえば意外と簡単。くりかえし編んでいくと、きれいな模様に編み込まれた結び目が連なりました。
端を大きく巻いて輪を作り、ドライフラワーをひもでつなげると出来上がりです。40分前後でシックながらドライフラワーの華やかさも伴ったインテリアが完成しました。

学生もショッピングやワークショップを体験

今回のワークショップは、元BEAMSのスタッフだった小野氏が、様々な理由で販売できなくなったTシャツを再利用できないかと考え企画されました。
ドライフラワーも、花屋で廃棄予定のものから作られました。学生たちにもアップサイクルの理念を知ってほしいと、今回開催されたのです。

「告知を見て、楽しそうと思って参加しました」という学生もマクラメ編みを楽しんでいました。ドライフラワーや、ひもの色などを選ぶときは真剣に見比べて決定。
出来上がった作品も「部屋に飾りたい」と満足の出来だった様子です。
「リサイクルは意識しているけれど、新しく物を作るというのはあんまり考えたことはなかった。アップサイクルはやったことがなかったので、こんな使い方があるんだと知りました」と語り、SDGsについても楽しく学ぶ機会になったようでした。

本学は、今後も企業や地域との連携を通じて、学生が社会課題に向き合い、学びを実践する機会を創出してまいります。

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