NPO法人グローバルプロジェクト推進機構(JEARN)からの要請により本学短期大学部が主催する「世界のお友達とホリデーカードを交換しよう!—Holiday Card Exchange Project 2020」の第1回ワークショップを、11月8日(日)にオンラインで開催しました。
このワークショップは、世界の子どもたちがホリデーカードを交換し合うことにより、自国と他国との文化を相互に学び、異文化コミュニケーションへの興味を育てるとともに国際的視野を養い、そして世界の人々の多様性を学ぶことを目的とするもので、本学での開催は2016年度から5年目となり、2020年度は教育プロジェクト「グローバル・シティズンシップ教育への取り組み」の一環として行いました。
今年のパートナー校は、アメリカ、スロベニア、台湾、ロシアの学校です。例年は大学に子供たちと保護者の方々をお招きし、学生たちが企画と運営、そして当日のファシリテータを務めていましたが、今年はこれをオンラインで開催しました。
第1回目のワークショップでは①パートナー校の国・地域の地理、文化、ことば等についてのクイズ大会、②日本文化の紹介、③日本文化への関心を深めるためのパフォーマンス、④海外の学校に送るホリデーカード(年賀状)の作り方アドバイスなどの活動が行われました。③では舞台実演家のただじゅんさんによる皿回しや獅子舞が披露され、子供たちがとても喜んでくれました。司会の学生によるインタビューでは「獅子はなぜ赤いの?」「獅子の性別は?」「獅子はどのくらい重いの?」など気になる質問を行い、解説を聞きながらさらに日本文化への関心を深めることができました。
また、サプライズ出演の台湾の先生から英語でメッセージをいただく場面もありました。
16名の短期大学部生たちは、10月から毎週Zoomミーティングを行って準備を進め、チラシの作成、事務局の仕事、当日の司会、撮影、スライド作成、カード見本作成などを担当しました。直前のリハーサルを経て、前日の夜までZoomで「チーム自主練」を重ねて臨んだ本番は、どの学生からも会心の笑みがこぼれていました。事後アンケートでは、「自分の中で色々成長することができた」「企画を一から立ち上げて計画し考えて発表する大変さを学んだ」「みんなでイベントを成功させるために一丸となってチームとして成し遂げることの素晴らしさを学んだ」といった感想と次回イベントへの意気込みが寄せられました。
参加してくださった方からも、「獅子舞は、画面越しだったのに夢中で鑑賞できた」「説明担当の学生さんはお姉さんみたいで、親しみやすく、こどもたちに理解してもらえるような話し方がよかった」「スロベニアに大変興味を持ちました」などの好意的な感想をいただき、スタッフ一同ほっと胸をなどおろしています。
第2回イベントは2020年12月20日(日)に渋谷常磐祭のLive配信として実施します。海外から届いたホリデーカードの紹介、パートナー校(アメリカ、スロベニア、台湾、ロシア)を含めた世界中の文化を知るためのパフォーマンスをとおして学びを深めるワークショップを実施する予定です。