社会連携プログラム
SOCIAL COOPERATION PROGRAM
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2026年8月6日

自分をほめてポジティブ思考で人生を切り開く!「キャリア・ショーケース」の授業で元資生堂役員の関根近子氏による特別講義が行われました。 

6月25日に、共通教育科目「キャリア・ショーケース」(担当:文学部国文学科 深澤晶久教授)の授業に株式会社資生堂(以下、資生堂)の元執行役員常務として活躍された株式会社Bマインド代表・関根近子氏をお迎えしての特別講演が行われました。前向きに人生を過ごすエッセンスを、学生たちに向け明るくお話下さいました。

人を大切にする会社との出会い

登壇された関根氏は、「毎年この講演を楽しみにしています。学生の皆さんからいつもパワーをもらっています」と笑顔であいさつ。
「今回は、私自身が実践してきたことで、仕事も人生も充実させることができたと感じるエッセンスをお伝えします」と話し、講演をスタートしました。

テーマは「仕事もプライベートも輝いて生きる」。
関根氏は「どちらか一方だけではなく、どちらも充実していることが大切です。嫌なことや大変なこともありますが、それも前向きに楽しめるヒントをお伝えしたいと思います」と学生たちに語りかけました。

高校卒業後は資生堂に美容部員として入社。
「資生堂に入って一番良かったのは、人を大切にする会社だったことです」と振り返ります。
会社が掲げる「Human Centric」の考え方のもと、お客様だけでなく従業員の幸せも大切にする企業文化を実感したといいます。
そして、「就職活動では仕事内容だけでなく、企業理念や『人を大切にする会社かどうか』にも目を向けてほしい」と、学生たちへアドバイスしました。

自身の技術で他人を喜ばせるやりがい

関根氏は高校で教師を目指していましたが、家族の事故をきっかけに家計を支えるため資生堂へ入社しました。美容部員として3年間働いた後、百貨店の特設ブースで接客販売を行うプロモーションチームへ異動。
しかし、「お客様に歓迎されない仕事で、誇りを持てなくなった」と振り返ります。ノルマに追われるなかで、仲間の成功を喜べない自分にも嫌気が差していたといいます。

そんなとき、上司から「商品を売るのではなく、3分間でメイク技術を提供しなさい」と助言を受けました。
一人ひとりに合った提案を続けた結果、数か月後、お客様から「いいものを教えてくれてありがとう」と感謝の言葉をもらいます。
「本当にうれしくて日記に書きました」と関根氏。自分の力で誰かに喜んでもらえることが、仕事のやりがいだと気付いた瞬間でした。

その後は、より良い接客を目指して技術を磨くだけでなく、礼儀作法やペン字、話し方も自ら学ぶように。
「上司に言われたからではなく、自分で必要だと思って学びました」と関根氏。
リスキリングが注目される今だからこそ「自分から学び、強みを育てることが大切です」と語り、目標を定めて今出来ることを分析し、出来ないことをどう伸ばすかを考える大事さを学生たちに伝えました。

自分を変えた思考との出会い

その後、関根氏は美容部員から営業職へ異動します。
美容部員の仕事にやりがいを感じていただけに、不本意でした。
さらに上司との関係がうまくいかず、家庭でも義母との関係に悩み、大きなストレスを抱えていたといいます。

転機となったのは、プラス思考について学ぶ講義との出会いでした。
当初は「今さら考え方なんて変わらない」と半信半疑でしたが、話に引き込まれ、夢中でノートを取りながら「自分も変わりたい」と強く感じたそうです。
講義で最初に伝えられた言葉は、「今日は残りの人生で一番若い日」。その言葉に「今日から変わろうと思えば、ここから人生を変えられる」と気付いたと振り返ります。
それをきっかけに営業への向き合い方や家庭での考え方も変化。
「ポジティブ思考とは、嫌なことから目を背けることではなく、困難な状況でも解決策を探そうとする姿勢です」と学生たちに伝えました。

講演の最後には、「皆さんは自分のことが好きですか」と問いかけました。
「人生で一番長く付き合う相手は自分です。嫌いだとつらいですよね。自分で自分をほめましょう。強みを育てることが自信につながり、自分を好きになる第一歩です」と温かいエールを送りました。

自分を信じて行動する大切さ

授業の最後には質疑応答が行われました。
接客のアルバイトをしている学生からは、「気持ちが落ち込んでいるときに良い接客ができません」という相談が。
関根氏は「気持ちを無理に切り替えようとするのではなく、自分はプロだと意識すること。プライベートを持ち込まず、笑顔で相手に安心してもらうことを大切にしましょう」とアドバイスしました。

また、「自分では良いと思っていても、周囲の評価が違うときはどうすればいいですか」という質問には、「まずは他人からはそう見られているのだと認識すること」と回答。
その上で「最終的には自分を信じることも必要です。周囲の意見を受け止めつつ、自分が正しいと信じたことは自信を持って行動してください」と学生たちにエールを送りました。

このほかにも多くの質問が寄せられ、活発な意見交換が行われました。
学生たちにとって、自分らしく前向きに人生を切り開くためのヒントを得られる有意義な講演となりました。

担当教員からのメッセージ

今年も引き続き関根をお迎えいたしました。
毎年お会いするたびに、生き生きさが増していく関根さん、ご自身のお姿から、
すでにポジティブさを感じますが、今年のお話しも、ポジティブ思考に繋がるものばかりでした。
そして、「主体的に生きること、自分の人生は自分がつくる。自分の人生のプロデューサーは自分である。」
というお言葉をいただき、学生にとっても、素晴らしいロールモデルとして、心に刻まれることと思います。
関根様にこの場を借りて厚く御礼申し上げます。

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