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2025年10月17日

サンリオコラボグッズ開発プロジェクト参加学生にインタビューしました!

今回インタビューを行った企画は「サンリオコラボグッズ開発企画」です。
本プロジェクトは、学生からの要望が特に多かった人気キャラクターとのコラボレーションを実現したものです。
「何を売るのか」「どのキャラクターと組むのか」「大学の魅力をどう反映させるのか」、そのすべてを学生主体で企画・開発を行いました。


このプロジェクトは実践ウェルビーイングプロジェクト研究会(以下JWP=Jissen Wellbeing Project)の学生から参加者を募り、今年の5月から10月の期間に課外活動として活動しました。
JWPは企業と共にウェルビーイングに関する考えを深めていく課外プロジェクトです。
キャリア科目担当の深澤晶久教授が担当教員となり、毎年後期の期間中、有志の学生たちが企業訪問や講演、交流イベントを通じてウェルビーイングについて主体的に学んでいます。
JWP参加学生が企画・運営を行うイベントも毎年開催されています。
昨年の活動を取材した記事〈スポーツを通じたウェルビーイングとは?パリパラリンピックに出場した舟山選手との交流会を今年も開催しました!〉https://socialcooperation.jissen.ac.jp/topics/7820/

今回インタビューに答えていただいたのは、企画のリーダーとしてプロジェクトに携わった三名の学生です。

左から
 人間社会学部ビジネス社会学科 2年 石河凛迦さん
    人間社会学部人間社会学科 3年 田中こころさん
   人間社会学部人間社会学科 3年 永嶋紗菜さん

ーお集まりいただきありがとうございます!参加のきっかけを教えてください。

石河さん「もともとコラボをしたキャラクターが大好きで、昨年深澤先生の授業を受けたときにも『この企業さんとコラボしてください!』とお願いしていました。春休みに『コラボプロジェクトを行うからぜひ参加してほしい』と声をかけていただき、参加を決めました。」

田中さん「企画やグッズ制作に興味はあったのですが、その機会に恵まれていませんでした。そんなときにプロジェクトのお知らせを見て、『これこそ自分がやりたかったことだ!』と思いました。コラボする企業のキャラクターも大好きだったので、すぐに参加を申し込みました。」

永嶋さん「以前久慈市のボランティア※に参加したことがあり、学生のうちにさまざまな経験を積みたいと感じていました。今回の募集を見て、『社会人になってからはこうした企画に取り組む機会は少ないのでは』と思い、良い経験になると考えて参加しました。」

※実践女子大学は、岩手県久慈市と包括的な連携協力に関する協定を締結しており、連携プロジェクトを実施しています。
〈実践女子大学HP 岩手県久慈市との連携〉 https://www.jissen.ac.jp/society/area/kuji/index.html

ー企画の中で担当したところ、特に力を入れて取り組んだところを教えてください 

石河さん「メインで動いていたのは永嶋さんと田中さんだったので、ミーティングでは自分の意見をしっかり伝えるよう意識しました。企画の中で特に力を入れたのはキャラクターの決定です。(ファイルを見せながら)このキャラクターたちは今年、それぞれ40周年と20周年のアニバーサリーイヤーを迎えており、企業としても追い風が来ていると感じました。『どうしてもこのキャラクターのペアがいい!』と二人にプレゼンをして、最終的に採用していただけました」
田中さん「当初、私たちは先方から提案された別のキャラクターを採用するつもりでいたんです。でも、石河さんの熱いプレゼンを聞いて納得して、『じゃあそっちにしよう』となりました」
永嶋さん(うなずく)
石河さん「私は二人の後輩なので最初は気が引ける部分もあったのですが、意見を一つ一つ優しく受け止めてくださったので、自分の考えをきちんと伝えることができました」

田中さん「私はプロジェクト全体に関わっていたのですが、特に先生や職員の方へのホウレンソウ(報告・連絡・相談)を密に行ったことが一番頑張った部分だと思います。デザインを担当していたメンバーに進捗を確認して職員の方に報告したり、それをまたメンバーに共有したり。連絡のつなぎ役として、細かく進捗を報告するよう努めました」

永嶋さん「私は人前で積極的に意見を出したり引っ張っていくことが得意ではないのですが、その分、進めてくれていることが分からないときには質問したり、『いいな』と思ったことは『素敵だね』と声をかけたりしました。そうすることで会話や意見が活発に飛び交うよう意識していました」

ー活動の中で大変だったこと、それに対して工夫したことを教えてください。

石河さん「キャラクターをお二人にプレゼンするときは、ただ“使いたい”と伝えるだけでなく、自分がどんな考えを持っていて、どんな背景があってそのキャラクターを選んだのかをしっかり伝えるよう意識しました。自分の希望だけではなく、説得力を持たせられるよう工夫しました」

田中さん「このプロジェクトは5月から10月までと長期間にわたったのですが、一番悩んだのは夏休みでした。石河さんと永嶋さんは9月末に開催された学園祭の企画運営を行う団体を兼任していて、その準備で忙しく、どう連絡を取るか頭を悩ませました。対面で会う機会が少なかったので、モチベーションの維持やスケジュール調整がとても大変でした。」

永嶋さん「学園祭の運営委員では責任のある仕事を任されていて、そのうえでこちらの企画もあったので、やらなければならないことが重なり大変でした。その中で“自分にできることは何か”と考え、運営委員のみんなにこの企画の宣伝をしました。宣伝しないと買ってもらえないと思っていたので、知ってもらうきっかけになればと思って行動しました」

ー常磐祭の販売に携わってみていかがでしたか?

石河さん「実際に来てくれた方が『かわいい!』と褒めてくださったり、友人や家族が買いに来てくれたりしたときは、とてもうれしかったです。関わってくれたみんなと楽しみながら取り組むことができました」

田中さん「サークルの関係でがっつりと販売にはかかわれなかったのですが、合間の時間に販売状況を確認したり、困っていることがないか声をかけたりしました。来場者の方が実際にファイルを手にしている姿を見かけ、形になったものが誰かに届いていると実感できて、とてもうれしかったです」

永嶋さん「学園祭運営の仕事があり、販売にはまったくかかわれなかったので悔しい気持ちもあります。それでも、来場者の方が購入して手に持っている様子を見たり、『サンリオってどこで販売していますか?』という声を直接聞いたときに、“やっと形になったんだ”“みんな良いと思って買ってくれているんだ”と実感し、とてもうれしかったです。また、多くの人とのつながりを感じることができ、経験できてよかったと思います」

ープロジェクトに参加してよかったこと、成長したなと感じたところを教えてください。

石河さん「相手に何かを届ける、自分の意見を伝えるという点で成長できました。キャラクターを決めるときのプレゼンや、販売のときの声掛けなどを通して、自分が一生懸命に伝えようとすれば、きちんと耳を傾けてもらえるのだと実感しました」

田中さん「参加してよかったのは、やはりグッズ制作の企画に携われたことです。一番大きな成長は、プロジェクトの中心を担って全体を進めた経験だと思います。ここまでメインで引っ張る立場になったのは初めてで、先生や職員の方々と密に連絡を取ることも初めてでした。目標を立てて取り組むこと、物事の優先順位を考えること、そしてメンバー全員を巻き込みながらどうすれば良い雰囲気で進められるかを常に考えて行動できたことが、成長につながったと思います」

永嶋さん「企画に応募して、参加して、それが形になったこと自体がとても良い経験でした。また、試行錯誤してつくったものを、実際にお客さんの手に届けられたことも嬉しかったです。短期間のプロジェクトでしたが、これほど密にさまざまな人と関わり、活発に意見交換やアイデアをもらえたことは、大きな財産になりました」

ー今回のプロジェクトで得た経験で、今後に活かせそうなことはありますか?

石河さん「今回の経験は、学生生活の中で向上心が高まる大きなきっかけになりました。先輩方の取り組む姿勢が本当に素晴らしく、行動力はもちろん、安心感や信頼感もあって。『私もこういう女性になりたい!』と強く憧れました。学科ではプレゼンテーションやグループ活動の機会が多いので、先輩たちのようにみんなから信頼され、自分から積極的にグループを引っ張っていける存在になれるよう、これからも成長していきたいと思います」

田中さん「大学生活の中で、もっといろいろなことにチャレンジしていきたいと思いました。また、将来は商品企画の仕事に興味があるので、在学中に商品企画と販売の実績を積めたことはとても大きな経験でした。大学生活にとどまらず、この経験を今後のキャリアにつなげていけたらと考えています」

永嶋さん「今回の経験を通して、人の意見を聞くことの重要性、そして多くの人の協力があってこそできることがたくさんあるのだと実感しました。これからの大学生活はもちろん、いろんな人の意見をきちんと聞きながら、自分がまとめ役となれるような存在になりたいと感じています」

ー最後に、授業や他のプロジェクトとどうやって両立していたか教えてください。

石河さん「このプロジェクトのほかにも団体の運営を担当する立場が多く、いろんなミーティングが重なってあわてることもありました。その中で、“今はこれに集中するぞ”という時間と、ゆっくりする時間のメリハリをつけることで、なんとか乗り切ることができました。」

田中さん「並行してさまざまな活動を進めていたため忙しく感じることも多かったのですが、このプロジェクトを“任せてもらった”という実感が大きくありました。なにより自分が一番やりたかったことだったので、“何としてでも成功させるぞ”という気持ちが強いモチベーションになっていました。メリハリをつけるというよりは、隙間時間に連絡を取ったりデザインを確認したりと、常に何かしらを考えていました。限られた時間の中で、うまくやりくりしようという意識が強かったです。」

永嶋さん「学園祭準備の業務と重なる時期との両立は特に難しかったのですが、この二人が情報を共有してくれたり積極的に動いてくれたりしたことが大きくて。先に動いてくれたものにのっかる形で進めることができ、無事に両立して乗り切ることができました。」

ーありがとうございました!

コラボクリアファイルは学内の売店で現在も販売中です!

担当教員よりメッセージ

サンリオ推しの石河さんからの提案がきっかけとなった今回の企画、
その後、実現に向けて企画メンバーを募り、田中さんと永嶋さんが中心となり、
さらには、常磐祭での販売当日には、のべ25名の学生さんがサポートに加わって
くれました。今年のJWP(実践ウェルビーイングプロジェクト)のメンバーの
総力を結集したコラボ企画が実現しました。

当日は、多くの皆さんにお買い上げいただき、企画した学生も、購入いただいた
多くの皆さんも、共に喜んでいただいた素晴らしい取り組みになったと思います。

学生のやりたいこと、夢の実現をできる限りサポートする、それが実践女子大学です。
これからも、沢山の企画の実験に向けて、教員も職員も、サポートを続けていきたいと
考えています。

2024年4月8日

ポイ捨てをなくすためには?渋谷区と渋谷モディと連携し啓発動画を作成するJミッションの最終発表会が行われました。

本学、キャリアサポート部の低学年向けキャリア支援プログラム「Jミッション」で、渋谷区と渋谷モディとの特別連携企画が開催されました。学生たちは渋谷区のポイ捨てをなくすための啓発動画作成に挑戦。2月27日には、1ヵ月の成果を発表しました。

実際の企業からの「ミッション」に挑戦

「Jミッション」とは大学1・2年生が対象のプロジェクトです。企業からのミッション(課題)について、学生だけで構成されたチームで約1ヶ月間グループワークを行い、最終日に成果発表を行うというもの。有志で参加した学生10名は学年も学部もバラバラです。3つのグループに分かれ、それぞれディスカッションを重ねてきました。この日はいよいよ最終発表会が行われました。

今回ご協力いただいたのは、渋谷区と渋谷モディの皆さんです。1月31日のキックオフミーティング時に、学生たちに出された課題は、『渋谷の街のポイ捨てを解決する動画を作成すること』。15秒と30秒の動画をそれぞれ作成しました。中間発表を経て、さらに内容をブラッシュアップしました。優秀作品は、渋谷モディの店頭と館内のデジタルサイネージに実際に流されるということで、学生たちは渾身の作品を作成して最終発表に臨みました。

きれいな渋谷は「当たり前じゃない」

1グループは、清掃員の方にインタビューをし、「その背中は当たり前じゃない」と啓発する動画を作成しました。
ターゲットは渋谷モディの前を通る大学生たちで、ごみ問題に関心を持ってもらうため毎日清掃している人たちがいる事実を伝えました。
「掃除をしている人達の努力に気付いた」と、街中で自分たちが実際に見たことを主軸に動画を作成し、きれいな渋谷を作る人を見える化。気持ちのいい毎日を迎えられることは誰かの努力に支えられている、当たり前のことではないと伝えることで、ポイ捨てをなくすことに繋げようと考えました。

あなたの力できれいな渋谷を

2グループも渋谷にくる若者がターゲット。
ポイ捨てされたごみや、ごみが溢れているごみ箱などを映し、「きれいな渋谷にしたくない?」「きれいな渋谷をみんなで創ろう」とメッセージを伝えました。見て見ぬ振りをしたくなるようなポイ捨ての現状をリアルに伝え、このままの渋谷ではいけないと思ってもらえるよう共感性の高いフレーズを使って訴えることにこだわりました。

文化の違いを越えてポイ捨てをなくすには

3グループは、外国人観光客をターゲットに据えました。
文化の違いにより、ポイ捨てが当たり前だったり、ごみが気にならなかったりする外国人観光客にどう訴えるかを考えました。そこで粘土で作った人形を動かすクレイアニメで、ポイ捨てに悲しむハチ公を表現。観光客に人気のあるハチ公の目線にすることで関心を持ってもらおうと考えました。
またクレイアニメは可愛らしく見やすいことから、観光客だけでなく幅広い世代に興味を抱いてもらうことも目的に作成しました。

学生たちの成長が見えた発表

すべての発表が終わり、審査員の方々が別室で真剣に話し合い、今回の優秀作が決定されました。優秀賞は3グループが受賞しました。
渋谷区、渋谷モディの方から総評もいただきました。『企業側』の立場から表現の仕方などアドバイスを頂いた一方、中間発表を受けての伸びしろやストーリー性など、どのグループも好評いただきました。
そして、最後に「春休みの貴重な時間を割いていただいてありがとうございました。1ヵ月間という短い期間でしたが、皆さんの成長を感じられ楽しい機会でした」と学生たちの頑張りをねぎらいました。

参加学生は、1ヶ月間という短い期間の中で、グループワークを重ね、『啓発動画』というそれぞれの個性が光る作品を完成させました。
今回のJミッションを通して、学内、学外とのつながりをつくり、グループ一丸となってミッションに取り組んだことで、個々の成長に寄与することができました。

楽しんで全員で意見を出し合えた

優秀賞の3グループの学生たちには授業後にインタビューを行いました。

「私は2年生なのですが、Jミッションは1、2年でしか参加できないということで最後の機会だと思い、思い切って参加しました。ミーティングはWeb会議ソフトを使って進めました。私は動画を作ることがは苦手なのでどうなるかと思ったのですが、意見の言いやすいメンバーでとても楽しかったです。就活としても、学内の企画なのでインターンシップをいきなり受けるより安心して取り組めました」

「美学美術史学科の1年です。今回のJミッションには、『動画を作成する』との記載があったのを見て参加しました。もともと動画を作ってみたいと考えていたので、チャンスだと思いました。私が粘土でキャラクターを作ってきたことで、クレイアニメで動画を作ることになりました。採用されて嬉しかったです。動画の作成は何日もかかりましたが工程も楽しかったですし、先輩たちと繋がりができたこともとても嬉しいです」

1位の作品は渋谷区役所と渋谷モディのデジタルサイネージで、さらに2位の作品は渋谷区役所のサイネージで、実際に今回作成した動画が流れる予定です。(※4/15まで全作品放映中です。)

 ※下記動画は学生が制作した作品です。

2023年12月8日

英文学科の魅力が伝わる動画を制作しよう!映像制作会社P.I.C.S.とコラボした英文学科の有志プロジェクトが始まりました。

10月16日に英文学科の学生による有志プロジェクトのキックオフミーティングが行われました。『インスタグラム』の英文学科公式アカウントをより良くするのが今回のプロジェクトの目的です。株式会社ピクス(P.I.C.S.)(以下、P.I.C.S.)にご協力いただき現役の映像作家さんが講師となり、学生たちが英文学科の魅力を発信する動画作りに挑戦します。

映像制作のプロが講師に

講師の方は3名。

まずは映像クリエイティブシーンの記事を書いているライターの林永子氏です。
映像作家や映像作品を紹介する記事やイベントを企画しています。渋谷区のコミュニティFMラジオ「渋谷のラジオ」のパーソナリティも務められています。

2人目はP.I.C.S.の佐藤由佳氏。
映像クリエイターのマネジメントに携わっています。P.I.C.S.は映像制作会社で、TVCMやWEBサイト、SNSなどさまざまな映像を作っています。ほかにも広告グラフィックやMV、プロジェクションマッピングのイベントなど幅広く制作。所属の映像作家だけでなく、気鋭の映像作家とも精力的に仕事をしています。

そして3人目は映像作家の浜根玲奈氏です。
日本大学芸術学部を卒業後、映像制作会社勤務し、その後独立。現在は海外での活動も行なっています。多くのMVやCM制作しています。海外での経験を「アメリカはみんな自己表現がうまかった」と話しました。周りに自己表現力で劣ると感じた浜根氏は「英語が喋れなくても名刺の代わりになるものとして、SNSを活用し、映像やビジュアル作品を載せました」と語りました。

インスタグラムでどう発信する?

続いて学生たちからも自己紹介。
本プロジェクトには1~3年生の学生5名が参加しており、参加動機について「動画コンテンツで実践女子を紹介したい」、「英文学科の魅力が伝われば」と意気込みを語りました。
メンバーの中には動画作成が趣味の学生も。パソコンで専用のソフトを利用して本格的に作っていると言います。

浜根氏が「なぜ英文学科を目指したか」を尋ね、1人の学生は「ディズニーランドのキャストに憧れ、海外のお客様を案内できるようになりたいと思って英文学科を目指した」と話しました。受験の際にインスタグラムも見て参考にしたと言います。
「今は受験にもSNSは大事なんですね」と林氏。リアリティがあり身近に感じられるので、高校生にも良い判断材料になると実感した様子でした。

さっそくミーティングに入り、まずは現状分析から始まりました。
今の英文学科公式アカウントは数人の学生が文章や写真を考え、教授がチェックしてから投稿されます。
ただメンバーそれぞれで写真を撮ったり文章を考えたりしているため、色の決まりなども特になく統一感がないというのが現時点での課題です。
「学生など人の写真が少なく、授業の様子やリアルな生活が伝わらない」という問題点を挙げた学生もいました。画像中心で動きがなく文章も長いため、動画や短い投稿ができるストーリーを使いこなすべきという意見も。

ターゲットは本学への入学を考える高校生!

「SNSは大学の顔でもある」と浜根氏。
バラバラの投稿ではなくチームで協力して、1つひとつの投稿を大事にしていくといいとアドバイスしました。「なにが大事って内容なんです」と話し、誰に向けて何をアピールしたいか、そもそもなぜインスタグラムをやるのかを考えることが大切と語りました。

そこで、まずはターゲットを確定。
英語に興味がある高校3年生をターゲットに定めることに決まりました。
ではどんな投稿が彼女たちに刺さるでしょう。
浜根氏は「リアルなキャンパスライフが見える方が、高校生は憧れるかも」と案を出し、林氏も「インタビューなど学生主体の投稿が増えるといい」と話しました。

どんな動画にしよう?

どんな動画を投稿したいか企画会議が始まりました。
オープンキャンパスで高校生から聞かれた質問を投稿にする企画やキャンパスツアー、授業風景、インタビューなど案が出ました。
「キャンパスツアーは動画向き」と佐藤氏。
学生自身が大学の好きなところや良いところをアピールするのにはうってつけです。さらにせっかく英文学科なのだから、英語に関連する投稿がいいという話に。英語ネイティブの先生に出演してもらうことや、英文学科の学生たちに英語でインタビューなども案が出ました。

「SNS投稿は計画性と持続性が一番大事」と浜根氏が言い、まずは役割分担を決めることに。
どこで撮影するかを決める監督編集、どういう風に見せるかを考える企画者、どういう風にアピールするか考える出演者をそれぞれ決定しました。

魅力を伝えられる動画を学生主導で作る

学生たちは次のミーティングまでにそれぞれ、大学内のどこで撮影したいかロケハンをしてくることや、どんなことを聞きたいかインタビュー内容を考えること、英文学科の他の学生や教授たちに出演してもらえるか交渉することなどが決まりました。
また統一感を出すために投稿に利用するフォントやカラーをルールとして決めてしまうことも講師の方たちから提案され、決定することになりました。

11月以降も月1回ペースで会議を重ね、英文学科の魅力が伝わるインスタグラムの動画を制作していきます。