ウェブメディアの記事を企画!第一三共ヘルスケアとコラボした授業〈キャリア実践演習〉で学生企画の発表が行われました。
7月3日、〈キャリア実践演習(担当:国文学科 深澤 晶久教授)〉にて、第一三共ヘルスケア株式会社(以下、第一三共ヘルスケア)とのコラボ授業の最終発表が行われました。発表のお題は『第一三共ヘルスケアのオウンドメディアである〈健康美塾〉に掲載する記事の企画』です。

授業と社会連携について
キャリア実践演習は、文学部3年生以上の学年を対象とした共通教育科目です。ゲストとして登壇する企業について主体的な事前調査を行い、企業のプログラムに挑戦します。
第一三共ヘルスケアとのコラボ授業は4回開催にわたり実施されました。学生たちはこれまで、第一三共ヘルスケアのオウンドメディア〈健康美塾〉がどのような想いで情報を発信しているのかをはじめ、企業広報やメディア運営、記事制作の考え方や手法について学んできました。
今回の授業はその集大成として、学生が考案した企画のプレゼンテーションが行われました。
〈夏バテ診断 あなたのその倦怠感、夏バテかも?〉
1班は、〈夏バテ診断~あなたのその倦怠感、夏バテかも?〜〉をタイトルに、セルフチェックを盛り込んだ記事を提案しました。授業、アルバイト、趣味とやりたいことが多く忙しい大学生をターゲットに設定し、「病院に行くほどではないが、なんとなく体がだるい」と感じる人に向けて、夏バテの可能性に気づくきっかけとなるよう記事を構成。その具体的な内容として、10項目のチェックシートやQ&A形式の解説を盛り込み、症状の程度に応じた対処法や予防法を紹介しました。


フィードバックでは「読者の興味を引く構成としてセルフチェックシートが効果的だと感じた。また、『5分で読める』という目安の提示が、記事構成のトレンドを押さえている」と評価されました。さらに、よりよくするためのポイントとして「受診を勧める具体的な目安を示すことで、より安心して利用できる記事になる」とコメントが寄せられました。
〈ストレスサバイバーに聞く!緊張に打ち勝つ方法〉
2班は、〈ストレスサバイバーに聞く!緊張に打ち勝つ方法〉をタイトルに、緊張と向き合うためのヒントを紹介する記事を提案しました。ターゲットに大学生活や就職活動で人前に立つ機会の多い学生を想定し、「緊張を『なくすもの』ではなく『味方にするもの』と捉える新たな視点」を提示。人前で活動することを職とする舞台関係者やスポーツ選手へのインタビューを通して、失敗談も含めた等身大の体験談を紹介する構成としました。インタビューの対象に営業や教師や保育士、看護師など、人前に立つことが日常の職業を加えるほか、今日から実践できるルーティンも盛り込むと紹介。公開時期は環境の変化を迎える人が多い3月を想定しました。


フィードバックでは「緊張を前向きに捉える着眼点がいい。就活生だけでなく、ピアノの発表会を控えた子供やその親など、幅広い層に共感される普遍的なテーマである」と評価。よりよくするためのポイントとして「『この人だからできたんでしょ』と読者に感じさせないため、さらに科学的な根拠を加えるとより説得力のある記事になる」とのアドバイスが寄せられました。
〈20代前半、一人暮らし、ズボラ女子のための、今日からできる美白ごはん〉

3班は、〈20代前半、一人暮らし、ズボラ女子のための、今日からできる美白ごはん〉をタイトルに、美容と食生活を結び付けた記事を提案しました。自炊は苦手でも美容への関心が高い一人暮らしの若年層をターゲットに設定し、「肌に良い食事をしたいが、何から始めればよいか分からない」という悩みに寄り添う内容を考案しました。肌に良い食材の紹介や専門家による栄養素の解説に加え、ライフスタイルに合わせた実践ができるように、コンビニ派と自炊派それぞれに向けた具体的な提案を盛り込んでいます。公開時期は「新生活に慣れ、自分の生活を振り返る余裕が出てくる時期」として5月を想定しました。
フィードバックでは「公開時期の工夫がターゲットの生活とあっていていい。また、“自炊派”と“コンビニ派”に分けて具体的な内容を提示する点も実用性が高い」と評価。よりよくするためのポイントとして「何をもって良いとするのか、栄養と肌の関係性をより具体的に示すことでさらに説得力が高まる」との助言がありました。

〈推しに会う前に、メイク崩れてない?実は100円で解決できます!〉

4班は、〈推しに会う前に、メイク崩れてない?実は100円で解決できます!〉をタイトルに、推し活を楽しむ大学生に向けた記事を提案しました。イベントやライブなどの特別な日に“可愛い自分でいたい”が、多くのお金をかけられないという悩みに着目し、100円ショップの商品を活用したメイク崩れ対策を紹介する内容です。
「推し活女子」に共通する「時間をかけてメイクしたけど会場についたときには崩れている」という経験を提示し、「今持っているコスメでも工程や方法を工夫すれば解決できる」という点をメッセージの核に、テクニックだけでなく、工夫で自信を持てる体験を届けることを目的としました。現役アイドル・ヘアメイクアップアーティストへのインタビューやプロに教わる具体的なツールの使い方などを伝え、すぐに実践してみたいと読者の行動を促す構成としました。
フィードバックでは「タイトルのキャッチーさと、自分のビジュアルをよりよくすることで気持ちも上げていく、というアプローチが素敵だと感じた」と評価。よりよくするためのポイントとして「ターゲットを“推し活”に限定せず、大事な予定がある人全般に広げることができそうです」との助言がありました。

授業の最後に
総括として、今回のコラボ授業の企画を担当した広告代理店の高橋氏と、進行を担当した溝口氏からコメントをいただきました。
高橋氏は広告代理店の仕事について「さまざまな企業や関係者の間に立ち、企画を取りまとめながらプロジェクトを推進していく役割」と説明。
業務の中では、企画の意図や進め方を関係者に伝えるため、プレゼンテーションを行う場面が数多くあることを説明し、学生たちへ「緊張していても聞き手の目を見て話すこと。反応を見ることで、こちらの話し方や説明を変化させることができ、より相手の理解度を高めるプレゼンテーションが可能になります」と実践的なアドバイスを送りました。


溝口氏はコラボ授業を振り返り「『実践的な企画力』と『構想力』の習得を目指し、皆さんにはグループワークに挑戦していただきました」と話し、さらに「意見をまとめることの難しさなど、グループワークの大変さを経験した半面、仲間と議論を深めることで、アイデアが膨らみ企画が出来上がっていく楽しさも実感したのではないかなと思っています」と学生に語りかけました。
続けて、「社会に出ると、正解のない課題に向き合いながら、自ら考え、周囲と協力して形にしていく力が求められます。今回の授業で培った企画力や発想力、相手の意見を受け止めながら議論を進める力は、これからの学生生活はもちろん、社会人になってからも必ず役立つはずです」とエールを送りました。
担当教員のコメント
本年度(2026年度)からスタートした「キャリア実践演習」においては第一三共ヘルスケア様にご支援をいただきましたが、仕上げとして『第一三共ヘルスケア様のオウンドメディアである 〈健康美塾〉に掲載する記事の企画』についての最終発表が行われました。
第一三共ヘルスケア様の社員の方に加え、このメディアを支える多くの関係者にお越しいただき、本当に丁寧にご支援をいだたきましたこと、学生にとっては本当にありがたく学びの多い時間となりました。
最後に、第一三共ヘルスケアの溝口様が語りかけて下さったお言葉「社会に出ると、正解のない課題に向き合いながら、自ら考え、周囲と協力して形にしていく力が求められます。今回の授業で培った企画力や発想力、相手の意見を受け止めながら議論を進める力は、これからの学生生活はもちろん、社会人になってからも必ず役立つはずです」は、まさにキャリア教育で学生に伝え、学んで欲しいこと、そのものであると思います。第一三共ヘルスケア様はじめ、授業にお越しいただいた多くの関係者の皆さまに、この場を借りて厚く御礼申し上げます。








