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生活環境学科:『STAFF START』を展開するバニッシュ・スタンダードによる特別講義を実施!
生活環境学科:『STAFF START』を展開するバニッシュ・スタンダードによる特別講義を実施!
1月15日に、1年生対象の「ファッションビジネスの世界」(担当:生活科学部生活環境学科 大川知子教授)の授業で、株式会社バニッシュ・スタンダード/カスタマーサクセス担当の今野俊氏による特別講義が行われました。同社が手掛ける『STAFF START』とは?それは普段、学生たちが利用しているサービスの舞台裏でした。 授業概要  「アパレル」「建築」「プロダクト」を複合的に学ぶことのできる生活環境学科の、1年生向けの科目『ファッションビジネスの世界』の最終講義で、現在、注目を集める『STAFF START』を展開する(株)バニッシュ・スタンダード/カスタマーサクセス担当の今野 俊氏による特別講義が実施されました。『ファッションビジネスの世界』は、ファッション産業の概観を繊維・テキスタイル(川上)・アパレル(川中)・小売(川下)の形成過程を歴史に学びながら、これからの産業の在り方を考える授業です。  その最終講義の今回のテーマは、「ECとOMOの現在」。ECはElectric Commerce(電子商取引)の略で、インターネットを介して商品の売買をすること。学生のみなさんには「ネットショッピング」として身近にあります。現在ではOMO(Online Merges with Offline)という考え方が主流になり、生活者は実店舗とオンライン(ECやSNS)をシームレスに行き来しながら商品を購入します。特にコロナ禍以降、自宅に居ながら買い物が可能なEC市場が拡大しており、このような現状の中で、今回登壇いただいた(株)バニッシュ・スタンダードが提供する『STAFF START』は、主に小売において画期的なサービスを提供しています。  授業の冒頭、今野氏の自己紹介からスタート。これまでにアパレル企業での販売やマーチャンダイザー(MD)としてのご経験を経て、現在は同社の「カスタマーサクセス」という職種で活躍されています。講義は、バニッシュ・スタンダードの概要から始まりました。バニッシュ・スタンダードという社名には、「常識を革める」という意味が込められており、同社が提供するスタッフDXサービス『STAFF START』は、ECの台頭により、実店舗への来店顧客の減少や、それに伴う売上の減少、また、現在の日本においてあらゆる小売業で抱えている報酬の魅力度の低下といった課題を、専用アプリを通じて、店舗に所属するスタッフをDX(デジタルトランスフォーメーション)化し、自社のECサイトやSNS上でのオンライン接客を可能にすることによって解決しています。  『STAFF START』は、サービス開始から7周年。2023年現在での利用者(アカウント)数は23.3万人にも上ります。2018年の利用者数は25,000人程でしたので、コロナ禍を契機に、ほんの5年間で10倍にも急増しています。また、導入ブランドは2,600を超えています。現代のOMOを下支えするのは、正にこの仕組みで、学生たちは最新事例に触れ、学びを深めることが出来ました。  『STAFF START』は、EC上に投稿出来るアプリです。店頭スタッフは、ECそのものや、EC上の自身のコンテンツへの誘客としてSNSを活用しており、このアプリでは、その可視化が可能です。例えば、店舗スタッフが商品コーディネートなどの情報をSNSにアップすると、そこからオンラインショッピングへのアクセス数、売上金額等、全てのプロセスが可視化され、そのスタッフの貢献度が報酬となって評価に加算されます。従来は、投稿内容の売上貢献度は不明瞭でしたが、それを明らかにすることで、働く方たちのインセンティブにもなっています。彼らの販売力を、実店舗は勿論のこと、EC上の接客でも活かすことで、月間500万円以上売上げる人は840名にも上り、また、月間の最高売上は2億6,000万円と驚異的な数字となっています。また、画像を通して、顧客との関係づくりにも役立っています。  また、このサービスにより、大都市にある店舗が必ずしも高い売上を誇る訳ではなく、実際、都道府県別一人当たりの売上の1位富山、次いで石川、栃木と続き、東京は10位となっており、立地による不利益をも凌駕しています。今回の事例は、接客サービス、ひいては働くことそのもの価値の変換が起こっていることを示す事例となり、学生達からも大きな反響を得ました。 学生の主なコメント ・店舗スタッフが活躍できるチャンスがあるということが、印象に残りました。個人の売上成績をしっかりと評価し、 首都圏のみならず、地方にいる優秀なスタッフも活躍できるようにしているのは、とても良い取り組みだと感じました。 ・私自身、ネットで服を買う時に、スタッフの方の着画を参考にしていたので、知らず知らずの内に、このサービスを 使っていたのだと気づきました。将来、ショップ店員になりたいと考えていましたが、低賃金が心配ごとのひとつでした。 ですが、『STAFF STRAT』を知り、更にこの夢に向き立っていきたいという気持ちが強くなりました。 今回の講義を、今後の糧にして、もっと勉強を頑張りたいと思います。 ・「ECサイトに、店舗スタッフを立てる」という斬新なアイディアに、はじめは果たして意味があるのか、寧ろ、 人手の無駄遣いになるのではないかと疑問を抱きましたが、その考えは直ぐに覆されました。 自分が想像していたよりも可能性は広がっており、この仕事自体を前向きに捉えてみる機会になりました。   ※バニッシュ・スタンダードのウェブサイト    企業情報|株式会社バニッシュ・スタンダード (v-standard.com)   ※『STAFF START』のウェブサイト    STAFF START(スタッフスタート)とは|スタッフDXサービス (staff-start.com) 大川先生からのメッセージ    常に社会の動きと連動するファッション産業は、変化のスピードがとても速いです。この産業について学ぶことは、結果的に、他産業を考える際にも応用出来ることが面白さです。今年度は、最近頻繁に『繊研新聞』等の業界紙でも取り上げられている『STAFF START』を運営するバニッシュ・スタンダードの今野様にご登壇いただくことが叶いました。  店舗スタッフは、私たちが商品を購入する際に、助けになって下さる方たちで、魅力のある仕事ですが、収入面を含めて、長年改善出来ない様々な課題にも直面していました。そのような中、誕生した『STAFF START』は、コロナ禍により急速に進んだSNS経由のECとの連携も強めながら、オンラインの強みである物理的な距離も軽々と飛び越え、また、店舗スタッフの方たちの可能性を最大限に引き出すことの出来るアプリです。  学生のみなさんの感想を読むと、実は普段からコーディネートをチェックしている人がほとんどでした。ビジネスは、その基礎となる原理原則を学ぶことがとても大切ですが、一方で、時代の流れに即した事例研究も重要で、学生のみなさんの興味を喚起する、良き学びとなりました。このような機会を与えて下さったバニッシュ・スタンダード様に、心から御礼を申し上げます。
「グローバルキャリアデザイン」の授業でクレディセゾンとカードの新しい可能性を探る特別コラボが行われました。 
「グローバルキャリアデザイン」の授業でクレディセゾンとカードの新しい可能性を探る特別コラボが行われました。 
3年生対象の共通教育科目「グローバルキャリアデザイン」(担当:文学部国文学科 深澤晶久教授)の授業で、12月22日に株式会社クレディセゾン(以下、クレディセゾン)とのコラボ授業が実施されました。学生たちはカードの機能やサービスを考えるグループワークを行い、短い時間で考えをまとめ、プレゼンを行いました。 金融系だけど自由な社風 クレディセゾンから谷口佑貴氏、野村早苗氏、上村郁美氏、金秋奈氏が来訪され、まずはそれぞれの自己紹介。その後、戦略企画部の金氏から、一日の流れや仕事の内容の紹介がありました。 クレディセゾンは完全フレックス勤務制を取り入れ。服装も自由で「金融系は厳しいイメージがあるかもしれないですが、自由に働いています」と金氏。戦略企画部は、消費者にセゾンカードを利用してもらうためのアプローチ方法を考えることが主な仕事です。お客様に選んでもらうための割引サービスやポイント還元、キャンペーンを考え、社内外の人と打ち合わせを行っています。 クレジットカード会社ってどういう仕事? クレジットカードは、消費者が加盟店で商品を購入する際にクレジットカードを利用し、請求日にまとめて利用額を支払ってもらうシステムです。消費者は現金を持たなくて良くなり、ポイントや割引などのサービスを受けられるメリットがあります。また、カードを利用できると消費者の購買意欲が上がる傾向が。加盟店はクレジットカード会社に手数料を支払う必要がありますが、売上が上がりやすいというメリットもあります。 普段使いのメインカードに選んでもらうには、他社に負けないプロモーションや安心安全なカードである必要があります。クレディセゾンは新機能や業界初ということに力を入れており、今では他社でも出ているナンバーレスカードや縦型のデザインなどを打ち出してきました。また表面に人気の有名人やキャラクターとコラボするなど、意外性のあるキャンペーンも。金氏は「一番はお客様に喜んでもらえるように、使いやすいと思ってもらえるようにカード開発しています」とまとめました。 どんなカードがあれば便利? ここで、谷口氏から本日取り組む課題の発表がありました。テーマは「過去・現在・未来に自分が欲しいと思えるカードとは?」です。学生たちは8グループに分かれ、それぞれ過去・現在・未来の3つから担当を決めました。大学生になる前の「過去」、大学生の「現在」、社会人になった時の少し先の「未来」、それぞれのタイミングで便利であったり必要であったりする機能やサービスを考えます。 グループワークの時間は45分間。学生たちはさっそく話し合いを始めました。「サブスクや毎月ある出費がどのくらいか分かる機能は?」や「アプリのように送金や支払いが簡単にできると便利」などのアイディアや、「大学生らしいカードってなんだろう」というお題に「大学とコラボして学割の利くカードは?」「カードのデザインはスクールカラーで」などのアイディアを出し合っていました。別のグループでは「デートの前ってお金がかかるよね」「カップルで使えるカードは?」など新しい視点の提案を探っていました。 お金の知識を知るサービス あっという間に時間は過ぎ、いよいよ発表です。模造紙に案を書き、ポストイットなどで補足をした簡易のプレゼン資料が出来上がりました。発表は教室を2か所に分け、2グループずつ同時に行いました。 グループCは、大学生になる前に受けられる、お金の知識に関するサービスを挙げました。大学生になるとお金を自分で管理する機会が増えますが、奨学金やクレジットとデビットカードの違い、リボ払いなど分からないことも多く、学校側などもあまり説明がないと指摘。web上などで優しく教えてくれるサービスがあれば安心とまとめました。上村氏は「就活時などはしていましたが、入学時に知りたかったという需要があるのは初めて知ったので、ぜひ前向きに検討したいと思いました」とコメントされました。 グループEは、マイデザインクレカを提案。自分のスマホに入っている画像の中からお気に入りのものを選び、自分オリジナルカードを作れるものです。自由にカスタマイズもでき、ライブ会場などに専用機械を設置することやSNSに投稿することでプロモーションを行います。野村氏からは「すでにあるデザインから選ぶのではなく、自分で選びカスタマイズできるという案はすごく良い。プロモーションもよく考えられていました」と話されました。 カップルで使えるカード グループFはマッチングアプリと連動したカードを考案しました。クレジットカードがあるという信用やサクラ問題に対応でき、価値観の合うマッチングが出来るとしました。また、エステや飲食店、旅行などデートで使うと割引が利くサービスを考えました。上村氏は「カード会社が審査をすることを安心として使うサービスという発想は、今までなく面白かったです」と話しました。 グループGは海外旅行をする際、支払いタイミングでレートが分かる機能があれば便利と考えました。また社会人になったとき、金銭管理の手助けになるような予算管理などのサービスがあると安心と発表しました。野村氏は「クレジットカードを作る大きな動機のひとつは海外旅行。現地でレートが分かるというのはいいなと思いました」とコメントされました。 あっという間の授業時間でしたが、その場で考えをまとめ発表するという社会人に必要な能力を体験できる機会となりました。 担当教員からのメッセージ クレディセゾン様には、毎年この授業で大変お世話になっております。今年も、インターンシップさながらの展開となり、学生も緊張感に溢れつつも、楽しくグループワークに取り組んでくれました。キャッシュレス化が進む中、他社との差別化も考えながらの事業戦略のことも勘案しつつ、ユーザーとしての視点も絡めつつの議論とプレゼンテーション、真剣な学生の表情が印象的でした。お越しいただいた社員の方からも、クレディセゾン様の社風が伝わっており、自由闊達に活躍されていることが窺われました。年末のご多忙のところご協力いただきましたクレディセゾン様に、改めて心から感謝申し上げます。
自販機で社会貢献!「経営学概論」の授業でダイドードリンコとの特別コラボが行われました。 
自販機で社会貢献!「経営学概論」の授業でダイドードリンコとの特別コラボが行われました。 
12月6日、人間社会学部1年生の必修科目の一つである「経営学概論」(担当:人間社会学部現代社会学科 篠﨑香織教授)の授業で、ダイドードリンコ株式会社(以下、ダイドードリンコ)の特別講義が行われました。学生は『自販機でできる社会貢献』という事前課題について考えて授業に参加しており、指名された学生はその発表もしました。企業の経営戦略を直接学ぶ貴重な講義であったと同時に、学生たちのアイディアを企業に評価していただく交流の機会となりました。 自販機は一番顧客に近い! 最初に自販機営業企画部の松本英康氏からご挨拶があったのち、人事総務部の真野祐子氏からダイドードリンコの説明がありました。ダイドードリンコは、1950年代に栄養剤を販売したことからスタートした大同薬品工業を起源とし、ダイドーグループホールディングスの中の清涼飲料事業を担っています。グループ会社はこの他に、医薬品、医療品事業やゼリーなどの食品事業があります。 本社は大阪府にあり「今回のメンバーは、全員大阪から来ています」と真野氏。ダイドードリンコの事業は、自動販売機での販売が約8割を占めるのが特徴。競合他社の同事業は約3割のため大きな違いです。また自動販売機に並ぶ商品に占める50%がコーヒー飲料で、主な購買層は男性だそうです。なぜ自販機での販売がメインなのかと言えば、店舗販売よりも利益率が高いことや、顧客により近い距離で販売できるといったメリットがあるからです。 ダイドードリンコの飲料事業のもうひとつの特徴はファブレス経営であること。ファブレス経営とは、自社で工場を持たず100%製造委託しているビジネスモデルです。工場にかかる大きなコストを削減できるのがメリットです。 優秀な人材に入社してもらうには 「当社の経営戦略として、優秀な人材を確保することに重きを置いています」と真野氏。経営戦略を考える上で、持続的な競争優位を確立することが非常に大切です。そのためには優秀な人材を採用し、定着してもらうことを重視しているそうです。優秀な人材にダイドードリンコに興味を持ってもらうために行っている施策として、フルリモートワークや副業可能、充実した福利厚生制度などが紹介されました。 特に働く女性にとって好評なのが、コアタイムのないスーパーフレックス制度やリモートワーク、法定よりも長い期間利用できる時短勤務制度です。こういった取組みを行うことで、社員がプライベートと仕事の両立がしやすくなり、直近3年間ではライフイベントを理由にした退職者はなしという成果に繋がっているそうです。真野氏は「企業の、ヒトに対するアプローチということに焦点を当てて見てみると、商品だけからは見えなかったことが見えてくる」と就活の際に企業サイトなどをよく見てみることを勧めていました。 自販機で女性を助けたい 次にダイバーシティ推進グループの井阪愛歩氏、大植あかね氏、奥川美優氏から、ダイドードリンコが取り組んでいる女性の社会進出についてのお話がありました。まず「日本のジェンダーギャップ指数の順位を知っていますか?」という質問があり、選択肢の中の一つである「100位以下」に多くの学生の手が挙がりました。井阪氏の「皆さんさすが知ってらっしゃいますね」との言葉通り、日本の順位は2023年時点で125位。特に女性役員の数が少ないことは国も課題としており、2030年までに女性役員の割合を30%まで上げることを目標としています。 ダイドードリンコでも2023年から自販機営業企画部内にダイバーシティ推進グループを発足。女性の自販機利用を増やそうと女性発案の企画で新たなコンテンツを開発しています。例えば女性が誰もが経験し、悩みのタネである生理。アンケートで特に多い悩みである「急な生理への対応」として生理用ナプキンを購入できる自販機を開発しました。誰もが使える自販機で生理用品を販売することで社会の理解促進も図ります。 この他にも赤ちゃんのおむつやお菓子の販売など、さまざまなモノを自販機で販売することに精力的にチャレンジしています。本学の渋谷キャンパス9Fにもダイドードリンコの自販機があり、オープンキャンパスのときに「赤本缶(https://www.jissen.ac.jp/learning/human_sociology/interview/shinozaki.html)」を搬出しました。「世の中の潜在的な課題を見つけて自販機で解決するお手伝いをすることが私たちの仕事」と奥川氏は語りました。 社会貢献できる自販機って? 事前に学生たちには「自販機でできる社会貢献」を考える課題が出ており、授業の最後にダイドードリンコのメンバーが指名した学生が自分のアイディアを発表しました。募金をしたら写真が撮れてSNSに投稿できる仕組みを提案した学生のアイディアには、松本氏は「募金ができる自販機は既にあるが、写真が撮れるアイディアは斬新」と高く評価していました。省エネに着目した学生は、照明を消し、常温の飲料専用の自販機を提案しました。「常温飲料のニーズがあることが分かりました。省エネの観点から常温の発想になったのもすごい」と着眼点の良さが評価されました。 野菜など無人販売所の役割のある自販機を提案した学生もおり、特産品などの地産地消にもつながるアイディアが出ました。「モノを売る自販機はあるので、地域と協力すれば可能性がありそう」と松本氏はほかの主体との連携の必要性に言及していました。他にも秀逸なアイディアが次々飛び出し、企業の皆様から感嘆の声が上がりました。 学生たちは企業がどんな経営戦略を取っているか、また社会貢献活動にどう取り組んでいるかを知る機会となった講義でした。 担当教員からのメッセージ ダイドードリンコ社とは、赤本缶を自動販売機から搬出する企画を立てたのを機にご縁を得ました。飲料事業を持つ企業の中でも差別化が際立っていることや、女性の社会進出を後押ししている企業というイメージが強いことから、「経営戦略」の回にぜひお越しいただきたいとお声がけしました。  当日は、入社3年目、子育て中、転職の経験ありなど、学生にとって数年先から20年ぐらい後までのロールモデルになる社員の方たちからお話を伺う機会になり、「働きたいように働く」ことのイメージが少し掴めたのではないかと期待しています。実際、「ダイドードリンコ社で働いてみたい」という履修者の声が複数ありました。また、「社会貢献につながる自動販売機」の学生のアイディアについて、松本氏より一つひとつ丁寧にコメントをいただき、アイディアの面白さと実現可能性の両立の難しさを実感する機会になりました。  早朝より大阪からお越しくださいまして、また有意義な授業の実現にご協力いただきまして、本当にありがとうございました。
働き続けたい企業の条件とは?「実践キャリアプランニング」の授業でホテルマリオットとのコラボ授業が行われました。
働き続けたい企業の条件とは?「実践キャリアプランニング」の授業でホテルマリオットとのコラボ授業が行われました。
共通教育科目「実践キャリアプランニング」(担当:文学部国文学科 深澤晶久教授)の授業で、世界的ホテルチェーンのマリオットとのコラボ授業が行われました。学生たちはグループワークを経て、12月に2週に渡りプレゼンテーションに臨みました。テーマは「働きたい、定着したいと思えるホテルとは?」です。授業を通し自分たちが働きたい企業を考える機会ともなりました。 女性も若者も活躍できる職場とは? トップバッターはグループ3。働きたいと思える企業の条件として、復職後に前のポジションに戻ることができたり、本人の働きやすい役職に移るなど臨機応変な対応をしてもらえることを挙げました。ホテルは24時間のシフト勤務が多いため、女性が働きやすいよう子どもを預けられるベビーシッターサービスなどのアイディアも出しました。また多様性を重視し、制服の男女差をなくすことを提案。女性が管理職を目指せる体制を整えることも重要だとしました。 発表後はマリオットの大野裕子氏から「改善策の目安や、具体的な施策が出ていて想像しやすかったです」と講評がありました。 2番手はグループ8です。働きたいと思う企業として「柔軟性があること」を重要視。管理職が高齢化し、若い人の意見が通りにくく昔からのルールが多いことを課題に挙げました。昇給や昇進の機会を明確にするため、3年など一定期間働いたら昇進するなどキャリアアップがしやすい体制が大事だとしました。 大野氏は「若い人の気持ちが分かりやすかった。ただ、ご高齢の方は知識もあるので、排除するのではなく一緒に作っていけるような施策もあればより良かったです」と話しました。 効率的に働くことが重要 続いてのグループ10は、「働く時間」に着目しました。残業が多い企業では長く働くことができないことをデータで示しました。有給消化のしやすい環境作りとして計画的な付与制度などを提案。定着したい企業の条件としてワークライフバランスを大切にすることを挙げました。大野氏は「資料をエビデンスとして出していて説得力がありました。若い人にとって有給の取得は大事なんだと感じました」と納得された様子でした。 次はグループ1。「効率化」に注目して、無駄を省きトラブルを減らすための施策を考えました。スキルマップを作るなど社員の得意不得意を把握することや、若い人は異動にいいイメージがないため異動を少なくすることなどを提案。また、髪色の自由や社員の副業を認めるなど、様々な案を考えました。大野氏も「具体的に何をすればいいかが明確で分かりやすかったです」とコメントされました。 ホテル業界の現状は? グループ7は、ホテル業界の現状を改めて分析しました。学生の知り合いにホテル勤務の方がおり、インタビューで「休みが少ない」「汚れる仕事やクレームが大変」など不満や改善点を確認。また「福利厚生がしっかりしている」など良い所も紹介していました。業界全体として人手不足が課題であるとして、外国籍労働者を雇ったり、AI導入に力を入れたりすることを提案しました。大野氏からは「ホテルの内情を良く調べている。外国籍労働者をどう取り入れるかなど、時代を先取りした提案でした」と感心の言葉が聞かれました。 前半最後のグループ5は、女性が産休や育休を取りやすい環境作りが重要だと考えました。男性の取得率も上げることや、取得時のマニュアル作りなどを提案。また、労働時間の把握やメンタルケアの窓口を設けるなど、働きやすい環境を具体的に提示しました。大野氏は「パワーポイントもストーリーに合わせて作られていて、完成度が高く聞きやすかったです」とコメントされました。 人手不足を解消する施策は 翌週の後半はグループ4から。ホテル業界の離職率が高い理由は、人手不足と長時間労働にあると課題を立てました。グループの中にホテルでアルバイトをしている学生がおり、実感として人手不足を感じていると伝えていました。そこで、契約社員など非正規雇用や、隙間時間で働けるアルバイト制度を導入することを提案しました。大野氏は「デメリットをどうやったら補えるのかよく考えられていました」と感想を述べました。 グループ12は、離職率を下げるには、従業員が不安に思うことを言い合えて改善できる環境を整えることが大切と発表。従業員同士良い所を褒め合うサンキューカードをポイント制にして導入し、モチベーションを上げる案を提案しました。また女性が働きやすいようリモートワークできる環境や、託児所や復帰支援を整備することが大切と話しました。大野氏は「具体的な施策があった」と感心。「子どもを産んでから復帰したい人はどのくらいいますか?」と学生たちに聞く場面も。1/4ほどの学生たちが手を挙げていました。 福利厚生や評価を明確にする 次のグループ11も、ホテル業界の人手不足に注目しました。AIを利用した予約システムやサービスの導入、服装の規定を緩めること、福利厚生の充実が大切だと発表。服装はブランドを保つためにも必要ですが作業しやすいものに緩めたり、福利厚生は従業員それぞれが利用したいサービスを選べたりする案を考えました。大野氏からは「プレゼンが分かりやすく見やすかったです。他社の事例なども合わせて可視化していた」と評価しました。 続いてのグループ2は、互いに評価し合える、助け合える環境作りを提案しました。ホテルは、調べただけでも20種類以上の仕事がありますが、お客様からしたら全員「ホテルのスタッフ」であるとして、違う分野でもある程度の共通認識を把握することを上げました。また、成果が残りにくいサービス業の従業員も平等に評価することで仕事にやりがいを持たせることを提案しました。大野氏は「ホテル特有の表と裏の仕事の働き方の平等性に着目したのはすごい。おっしゃる通りだと思いました」と納得のコメントをされました。 AIを上手に導入する グループ6は、20代の学生は、福利厚生や自分の生活を大切にできる企業で働きたいと考えていると発表。ホテル業界は休みが取得しづらいことや夜勤など従業員の負担が多いと分析しました。AIを導入し人手不足の改善と、繁忙期と閑散期の差を調整するなど提案しました。大野氏は「ホテルでは接客することでサービスが向上する場面もあり、機械化はまだ難しいところもありますが、自分の時間を大切にするZ世代の考え方などが分かりました」と感想を話しました。 最後はグループ9。職場の雰囲気が良く、モチベーションを保てるところで働きたいとしました。1on1ミーティングを行い部下の成長を支援したり、オフィスなどバックヤードも綺麗にするなどの案が出ました。また、就活前から学生が知りたい情報を共有することなども提案していました。大野氏も「バックヤードから少しでもテンションを上げるのは普段からやっています」と案に納得していました。 自分がどんな企業で働きたいかを考えよう 授業の最後には、前半後半それぞれのプレゼンの中から優秀賞が選ばれました。前半はグループ5、後半はグループ11が選ばれ、学生たちには賞品にウェスティンホテルのお菓子がプレゼントされました。学生たちからは「賞をもらえると思っていなかったので嬉しいです」とほっとしたコメントが聞かれました。 大野氏は総評として「どのグループも短い時間の中で精度の高い発表にまとめていて、甲乙つけがたいものでした。これから就活の時に、自分がどういう企業に属していきたいのかを考える棚おろしができたのではないでしょうか」と話し、「今の若者たちがどんなことを考えているか、どういう職場が働きやすいと思っているかを知れたので、持ち帰って共有したい」と大野氏も刺激になったと話しました。また、「ホテル業界はとても魅力的です。大変な仕事ですが、365日一度も同じ日はありません」とホテル業界の素晴らしさも語られ授業は終了しました。 担当教員からのメッセージ 初めてのマリオット・インターナショナル様とのコラボ講座、大野様から業界や業種についてとても丁寧にご説明をいただいた上で、今回の課題解決に向けての取り組みを進めました。これから就職活動を始めるメンバーにとっては、非常に身近なテーマではありましたが、すでにマリオット・インターナショナル様は、相当高いレベルでの制度面やしくみが完成されており、学生独自の視点で新しいテーマ設定に辿り着けるかが心配でしたが、学生たちは短い時間をハードルにせず、新たな視点から、数多くの斬新なアイデアを提案してくれました。今後の企業研究に向けて、貴重な経験になったものと思います。この場を借りてマリオット・インターナショナルの大野裕子様には、心から感謝申し上げます。
地域とつながる!「プロジェクト実践演習b」の授業で学生たちが考えたイベントを無印良品の店舗で開催しました。 
地域とつながる!「プロジェクト実践演習b」の授業で学生たちが考えたイベントを無印良品の店舗で開催しました。 
「プロジェクト実践演習b」(担当:現代生活学科 須賀由紀子教授)で、12月16日に株式会社良品計画(以下、無印良品)との産学連携プロジェクト『つながる市』を学生たちが企画しました。八王子市楢原町にある大型ショッピングモール『フォルテ八王子』の無印良品店内にて、学生たち自身でプロデュースした3つのワークショップを開催しました。 地域とひとをつなげよう 無印良品フォルテ八王子店の入り口付近に3つのブースが開設されました。学生たち全員で決めたキャッチコピー「このマチ、もっとスキになる。」をテーマに、地域と人がつながる無印良品フォルテ八王子の『つながる市』をプロデュースしたのです。ポスターチームは、無印良品っぽさもあるシンプルかつ実践女子らしさを取り入れたカラフルなポスターを作成。このポスターを持ちながら、店舗に来店したお客様に、ワークショップに参加してもらえるよう声掛けをします。一体どんなイベントに仕上がったのでしょうか? 遊んで作って楽しい!くらしいろはカルタ 「くらしいろはカルタ」とは、家庭科の教科書を題材とし、学生が作成した、様々な世代をつなぐオリジナルカルタです。カルタで遊んでもらうスペースと、お客様自身に八王子の良いところを書いていただくというワークショップを行いました。 カルタを企画した学生の声「カルタのワークショップを企画したのは、実践女子らしさをどう出そうかと考えていたときに、須賀先生からアイディアをいただいたことです。お客様に一緒にカルタを作ってもらおうと決めて進めていきました。八王子は自然が多く、東京都なのにのんびりした時間が流れている、マイペースになれる街。そこから四季をイメージしたパネルを作成しました。難しかったのは、自分たちがやりたい企画を出せばいいだけじゃないということ。また、予測と実際では違うことも学びになりました。複数のことを考えて実行する経験は今後に活かせると思います」 ふぉるむがカワイイ東京こけしづくり 八王子市の特産である「東京こけし」作りを体験できるブースも。胴体が丸い形状が特徴の東京こけしは、小さくころんとして可愛らしいフォルムです。 東京で唯一こけしをつくっている大蔵木工所が、こけしづくりを実演し、出来立てほやほやのこけしに無印良品のカラーペンを使って色付けの体験ができます。 大蔵木工所の大蔵氏「普段は企業の実演会や外国人向けの絵付けなどを行っています。イベントにはたびたび出ますが、大学生からの声掛けはめったにない。よく『東京こけし』を探したねという気持ち。依頼があった時はいくらでもできるよと返事しました」 親子の絆を深めるお菓子の家づくり 無印良品の商品「ヘクセンハウス」を使って、お菓子の家づくりのワークショップも展開しました。デコレーションに使うメレンゲなどは八王子のお店のお菓子を使用。お持ち帰り用に新聞紙でエコバックづくりなども行いました。 ヘクセンハウスワークショップを企画した学生の声「当初は地元の個人店のパン屋と連携したパンの物販を考えたのですが、物販は発注の数量や配送の方法、衛生管理など考えることや準備が多く断念し、ヘクセンハウスに八王子のお店のお菓子をデコレーションすることで八王子とつなぐ内容にしました。結果的にお客様にとても楽しんでいただけてよかったです。目の前のことだけをやっていては駄目で、先を見据えて動くことは今後に活かせると思います。大変だったけど準備も含め楽しかったです」 今後のつながる市もより良いものに 今回は様々な企業の方のご協力により実現しました。学生たちは企画立案からイベントの運営まで対応し、実地でマーケティングを学んだ貴重な経験となりました。 無印良品フォルテ八王子店 加納店長「授業は週1回のため意思疎通が難しく、タイムラグが出てしまったこともありましたがよくやってくれたと思います。無印良品の商品を使ってというような注文も特にせず、自由にやってほしいと伝えていました。つながる市としての目的はバッチリ達成していると思います。東京こけしなどは学生たちも知らなかったと聞いて、今回一から八王子について調べてくれた外からの目線だからこその発見だったのかもしれないと感じました。今後ともなにか連携していければと思っています」 コーディネーター 長谷川氏「学生がやりたいこととお店が求めること、そして来店するお客様が求めることの中から合致するものを見つけることが難しかった印象です。しかし、実践女子ならではのものができたと思いました。お菓子の家づくりは無印良品単体でもやっているワークショップですが、エコバッグづくりや八王子のお店のお菓子を取り入れるなどのアイディアで、コラボした意義が出たと感じています。都会にはなかなか民芸品が少ない中で、東京こけしを見つけたのもすごい。カルタもまさに実践女子らしい仕上がりになったと思っています。今後にも活かせるコラボになりました」 須賀先生からのメッセージ 企業の皆様は学生のやりたいことを好意的に受け止めてくださいました。学生たちも「八王子らしさ」を手探りで探しながら、企業側にもメリットのあるものを模索し、ブースに使う机や絵付けのペンなど無印良品のものを利用することを考案しました。暮らしに密着している無印良品の郊外型店舗でのイベント運営ということで、学生たちも意欲高く取り組むことができました。自分たちが企画したイベントを実際に店舗で運営させていただく経験は、意思疎通をしっかり行い、段取りをつけて進めることの大切さを学ぶ機会となったと思います。学生の思いを懐深く見守っていただいた関係者の皆様に深く感謝いたします。
スポーツを通じたウェルビーイングとは?JWP研究会がパラ卓球選手をお迎えし、イベントを開催しました。 
スポーツを通じたウェルビーイングとは?JWP研究会がパラ卓球選手をお迎えし、イベントを開催しました。 
2023年度のJWP(実践ウェルビーイング・プロジェクト)活動(担当:文学部国文学科 深澤晶久教授)の第ニ弾として、12月9日(土)に、2024年にパリで開催されるパラリンピック出場を目指している卓球の舟山真弘選手をお迎えして、スポーツを通じたウェルビーイングについて、みんなで考えました。 今回のテーマは、「スポーツを通じたウェルビーイング」。舟山選手より対談形式でお話を伺い、スポーツと健康や、幸せについて考える機会となりました。 ゲスト:舟山 真弘(ふなやま まひろ)氏 現在、大学1年生。埼玉県さいたま市出身。 4歳で小児がんの一種である「右上腕骨 骨肉腫」に罹患。1年2か月間入院し、手術と抗がん剤治療を受けました。手術では、利き手であった右腕の肩関節と上腕骨を切除し、足の細い骨を移植しました。右腕は上がらなくなり、細い骨の骨折に細心の注意が必要となりました。  今回、舟山選手は早稲田大学1年ということで、同世代の大学生をゲストに招きイベントを行うという珍しい機会でした。イベント前半では、舟山選手ご自身についてのお話を聞かせて頂きました。現在、早稲田大学で卓球部に所属している舟山選手。実は幼少期から卓球をしていたわけではなく、家族と行った熱海旅行で初めて卓球と出会い、小学5、6年生から本格的に卓球を始めパラリンピック出場を目指しています。小学生から大学生まで卓球を続けていますが、今でも試合前はとても緊張すると言います。試合の前半は足や身体全体を動かし、後半は頭を動かすといった様々な工夫されています。相手に点を取られてしまってもぼーっとすると危険、取り敢えず何かを考えよう、「何かを考えようっていうことを考えよう」と頭をフル回転させ試合に挑んでいる舟山選手。そんな舟山選手について、卓球についてだけでなく、気になる私生活についてもイベント参加者の方々から沢山質問して頂き丁寧に答えてくださいました。 ◆当日の質問より Q、強いメンタルを保つ方法は? A、今は、モチベーションを変わらずに維持することが出来ています。次に出場する試合があるとそこに向けて頑張ることが出来るため、維持出来ます。しかしコロナの時期は、試合数が少なくモチベーションを保つことが難しかったです。今年は試合が多くあり、保つことが出来ています。 Q、1番思い出に残っている国は? A、中国がとても良かった印象です。卓球が国技であるため、演出が豪華で観客が多かったです。敵国でしたが会場の盛り上がりがあると、自分も盛り上がることが出来ます。 Q、時間の管理の仕方で工夫していることは? A、中学生の頃は、勉学とスポーツを両立していました。定期テストの期間はスパッと卓球をやめ、勉強に専念していました。高校、大学では卓球が中心の生活をしています。大学生になると勉強する分野が絞られるため、卓球の時間を多く取ることが出来ています。 Q、今までで1番辛かったこと、それを乗り越えた方法は? 個人戦のため孤独を感じることが多くあります。勝っている時は心が満たされますが、負けが続くと寂しさに襲われます。しかし、必ず次の目標があるため、負けても取り敢えず考えないようにして次に向けて行動しています。 Q、大学生活で楽しみたいことは? 今までは勉学と卓球中心の生活でしたが、大学生になってからは様々なことに挑戦するようになりました。特に服をよく見るようになりました。最近では、パーマをかけてみたり、スキンケア用品に興味を持ち始めたりと美容に対して意識するようになりました。他には、アニメを見ることや本を読むことが好きです。いつか、お洒落なカフェに行ってみたいです。 これらのようにNGの質問はなしで卓球のことから、自分自身のこと、大学生活のことなど、1問1問丁寧に答えてくださいました。 次に舟山選手には卓球の魅力について教えて頂きました。 卓球は体格に左右されるスポーツではなく(背が高いとか低いとか関係ない)、その人その人という個人に対してフォーカスされることが1番の魅力です。実際に自分自身は、右手が使えず、右足の力が少し弱いですが、自分なりに考え右足を中心にトレーニングしています。卓球選手にはその人その人に生い立ちがあり、〜があったから今〜の考え方を持っているのだろうなどの目線で観客の皆さんには見て欲しいです。 イベントの後半では、舟山選手に意気込みを聞いてみました。 一つ一つの試合を大切にし、目の前の課題をクリアし、最高の成績を収められるように頑張りたいです。そして、パリパラリンピックの出場権を獲得し、金メダルを取りたいです。欲を言えばそれ以上上に行きたいです。と目標を教えて頂きました。 最後に、舟山選手にとってのウェルビーイングについて、そしてご自身にとっての幸せでいる条件をお話しして頂きました。 ウェルビーイングについては、大学生になってから考えるようになりました。プロの卓球選手の道を歩んでいきたいと考えていますが、競技に集中するということはプライベートを犠牲にするということです。 いずれか引退の時は来ますが、卓球だけをやっていて何が残るのかは自分でも分かっていないため、大学生のうちに様々なことを体験しておきたいです。例えば、部活後のメンバーとだらだら話す時間は、コーチから「早く帰るように」と注意されてしまいますが、無駄ではないと思います。逆にそれこそが大切なのではないかと思います。日常が送れていることが幸せなのだと考えています。 学生たちは、1日1日を大切に生きることの重要さ、自分自身の生き方に関して向き合うきっかけになったイベントでした。 参加学生の声 ・今回、自分と同い年で、世界で活躍している方の話を聞けるという貴重な経験をすることができ、とても学びのある時間にすることが出来ました。スポーツを通したウェルビーイングということで、精神だけではなく、心や体に実際に選手に深く関わっていることを学ぶことが出来ました。どんな質問に対しても丁寧に答えてくださり、同い年にも関わらず選手と自分の生き方の差に驚きました。このイベントを通して、何事にも一生懸命頑張ろうと思いました。 ・私も選手と同じくスポーツ中心の生活を送っているため、日々のモチベーションの保ち方や時間の使い方を直接知ることが出来て、とても勉強になりました。自分に何か弱い部分があっても、決してそれを言い訳にせず、弱い部分を補うようにオリジナルの練習方法を考えるなどスポーツに対しての熱い気持ちを生で体感することが出来ました。選手の日々はとても多忙とお聞きしましたが、その中でもウェルビーイングについて日々を当たり前に送れていることが幸せだと答えていたのがとても印象的でした。多忙の日々の中でも当たり前の大切さを重要視しているところが選手としての強みなのではないかと感じました。 深澤先生からのお話 今年3年目を迎えたJWP(実践ウェルビーイングプロジェクト)の活動の一環として、「アスリートと考えるウェルビーイング」と題し、舟山選手にお越しいただきました。 全ての企画をプロジェクトメンバーの有志が行い、和気あいあいとした雰囲気の中で行われたイベントは、とても印象に残る内容となりました。常に世界と戦わなくてはならない厳しい世界でご自身を鍛え続けている舟山選手ですが、当日は大学生の日常らしい面も随所に見せていただき、本学学生と交流されている姿に、思わず感動していました。 2024パリパラリンピックの卓球日本代表として活躍される事を心からお祈りし、また、この企画を成功に導いてくれた幹事の皆さんに感謝いたします。
土着化したイベントを考えよう!「プロジェクト実践演習b」で無印良品の店舗とのイベントコラボ授業が実現しました。
土着化したイベントを考えよう!「プロジェクト実践演習b」で無印良品の店舗とのイベントコラボ授業が実現しました。
「プロジェクト実践演習b」(担当:現代生活学科 須賀由紀子教授)の授業で、10月18日に株式会社良品計画(以下、良品計画)と本学による産学連携プロジェクトが開始されました。生活雑貨を幅広く扱う「無印良品」とコラボし、地域に密着したイベントを開催します。この日は無印良品とはどういったブランドか、地域に密着するとはどういうことかを学び、イベントに向けてのアイデア出しを行いました。 無印良品とはどんなブランド? はじめにブロックマネージャーの吉原佑亮氏から、良品計画が展開する『無印良品』について説明がありました。無印良品の商品は、学生たちも購入したことのある身近なブランドです。食品や衣料品、雑貨にとどまらず、家具や化粧品など幅広く展開しています。無印良品は1980に創業。「わけあって、安い。」をキャッチコピーに低価格で良質な商品を販売しています。素材の選択、工程の点検、包装の簡素化を「3つのわけ」として創業当時から大切にしています。1983年に東京・青山の1号店から始まり、今では世界32カ国・地域に1000店舗以上を展開し、商品アイテムも衣服や生活雑貨、食品、そして家まで取り扱っています。 2021年から企業理念を再定義し、「感じの良い暮らしと社会」の実現を目指して社会課題にも取り組んでいます。大きな使命は2つ。1つは日常生活の基本商品を誠実な品質と論理的視点から開発をし、未利用資源の活用や無駄のなくす取り組みなど、商いを通じて社会に貢献すること。2つ目は無印良品の店舗がコミュニティセンターの役割を持ち、地域の皆さまと課題や価値観を共有し、共に地域課題に取り組み、地域やまちづくりに貢献を図る「土着化」です。例えば防災についてグッズを販売するだけではなく防災を学ぶイベントを開催するなど、各店舗が中心となり行っています。今回の連携授業としては、この「土着化」が主に関わってきます。 イベント会場は大きい郊外型店舗 ここからは無印良品フォルテ八王子店の店長加納聖人氏から、店舗について紹介がありました。今回学生たちが実際にイベントを行う店舗です。フォルテ八王子店は2023年6月にオープンしたばかりの新しい店。売り場面積は600坪もある郊外型店舗です。2030年までに、地域に土着化し「買い物の場だけでなく、人々の暮らしの場」となることを目標の1つに掲げています。 客層の傾向は、平日はご年配の方や主婦層、土日はファミリー層が多いとのこと。全体平均でも男女ともに50歳以上のシニア層の割合が高い店舗です。店舗は八王子駅からバスや車で20分ほどかかるため、立地的には「わざわざ行くところ」。つまりわざわざ行きたくなるお店にならなくてはいけません。「まだまだ課題はありますが、まずは一人一人のお客様から信頼されるように頑張っています」と話されました。 土着化した店舗を目指して 続いて今回のコーディネーターを務める長谷川浩史氏が「土着化」について話されました。長谷川氏は良品計画とともに「MUJIキャラバン」という土着化につながるプロジェクトで、日本一周の旅を果たした人物。各地の暮らしの中で自然と生まれたものづくりや食文化、取り組みを見つけ、現代の生活習慣に合わせて改良されているものを紹介してきました。土着化とは「地域住民の方同士が交流しつながるプラットフォームとなることを目指し、地域課題を解決するきっかけを与えられる店舗であること」と言います。 土着化の一環として、店舗ではイベントワークショップも数多く実施してきました。そのうちの1つが「つながる市」。今回、本学の学生たちが参加するイベントです。つながる市とは全国の大型店を中心に不定期に開催している、地域の方々と一緒に作り運営するマーケットです。これまでのつながる市では、その地域の大学の学生が育てた野菜の販売や、小物作家による雑貨作成のワークショップなど、それぞれの特色を生かしたものが様々行われてきました。吉原氏も「イベントの内容も何が良い何がダメ、という定義は一切なく、地域の役に立つところに関わっていけたらと思っています」と話されました。 早速アイデア出し!どんなイベントにしよう? 学生たちは班に分かれアイディア出しを始めました。模造紙を広げ、ポストイットにアイデアを書き貼り付けていきます。「季節に合わせて考えよう」とクリスマスのオーナメント作りのワークショップ案が出たり、「八王子市の有名な店舗はどこがあるかな」と検索をしたり。「豊田ビールは?」という意見には「いい案だけど、車で来る人が多いし…」と懸念点も出ていました。他にもターゲット層はどうするか、実践女子大学ならではのモノは何かあるか、価格帯は?など様々な意見が飛び交いました。八王子市にあまり縁がない学生はなかなかペンが進まず「まずは八王子市について知るところから」と検索し、アイディアのきっかけがないかを探し、吉原氏たちも各班を回ってアドバイスを下さいました。 時間はあっという間に過ぎ、授業の最後にどんな方向で進めていくか、各班から出た案を報告しました。八王子発祥の東京こけしの絵付けワークショップを考えた班や、地元の有名パン屋とのコラボ、八王子付近の牧場で採れた牛乳でバター作りなどの案も。イベントは12月16日(土)の開催予定です。学生たちはこれからイベントに向けてさらに案を練っていきます。
新入社員が意識するべきことは?「グローバルキャリアデザイン」の授業でビデオリサーチの採用担当者による特別講義が行われました。 
新入社員が意識するべきことは?「グローバルキャリアデザイン」の授業でビデオリサーチの採用担当者による特別講義が行われました。 
12月8日に、3年生対象の共通教育科目「グローバルキャリアデザイン」(担当:文学部国文学科 深澤晶久教授)の授業で、株式会社ビデオリサーチ(以下、ビデオリサーチ)の滝口昌輝氏による特別講義が行われました。滝口氏は新入社員のときに意識していたことや、社会人としての心構えなどを自分の経験を交えて話してくださり、これから就活に向かう学生たちにとって良い刺激となった講義でした。 就活に活かしてもらいたい転職経験 深澤教授から紹介があり、ビデオリサーチの人事グループリーダーである滝口昌輝氏が登壇されました。転職も経験した滝口氏は「これから就活をするにあたり、役立てていただければ」と講義を始められました。 滝口氏は2回の転職をされ、現職で活躍されています。「元々テレビや雑誌が好きで、学生の頃からずっとマスコミやメディア業界で働きたいという思いがありました」と話しました。しかし就活当時は思うようにいかず、携帯電話会社の営業からスタート。その間もメディア業界で働きたいという思いは強く出版社に転職し、2018年にビデオリサーチ社に入社しました。昨年まで営業部門で活躍しており、15年間営業一筋だったと言います。 ビデオリサーチってどんな仕事をする会社? 「皆さんの中でビデオリサーチって会社を聞いたことがある人はいますか?」という質問に半数ほどの学生が手を挙げました。「一言でいうと、テレビの視聴率を測定している会社です」と滝口氏。視聴率1%でいくらという指標が決まっており、それを元に広告主とテレビ局が広告取引をします。ビデオリサーチは60年以上前から、国内で唯一広告指標になる視聴率を調査しています。テレビだけでなく、ラジオやデジタルコンテンツ、雑誌などのデータを多く調査しており、広告会社が求めるターゲット層に合わせてデータを提供しています。 広告会社が求めるデータは、例えば「アルコール飲料のCMに出ていない20代女性に人気の高いタレントは?」など細かい注文が。その後商品をプロモーションする時も、北陸エリアで展開するなら車文化なのでラジオが効果的、など地域やそれぞれの属性に合わせて最適な提案をしています。 なぜ働くのか? 「自分が社会人になった時に何のために働くのか、ちょっと考えてみてください」と滝口氏は学生たちに問いかけました。学生から「生活のため」「成長したい」などの回答があり、滝口氏は頷いて「人それぞれ違うと思います」と話しました。「自分は何のために働くのか考えておくと軸ができるので、今の内に考えておくと良いかもしれません」と学生たちにアドバイスしました。 普段から意識していることは「明日会社がなくなったら自分に何が残るのかということ」と言います。肩書きがなくなったらと考えると、その仕事は本当に楽しいか、なぜやっているのか、今後どうなりたいかを考えることにつながり「会社から給料をもらうことが当たり前ではないと思える」と話しました。 新入社員のうちに失敗しよう 「新入社員のときに意識していたことは、沢山あります」と言う通り、スライドには沢山の言葉が並びました。その中でも、「聞いたことがあるかもしれませんが、若いうちの苦労は買ってでもした方が良いと思っています」と滝口氏。新入社員は間違えるのは当たり前の時期。「むしろ40、50代になって出来ませんはかっこ悪いと思います」と、若いうちに失敗し、成長をしていくべきと話しました。 他にも「出来るか出来ないかではなく、やるかやらないか。分からなかったら質問をする」や「体調管理とモチベーションの維持は大事」、「依頼された仕事にプラスアルファして、期待された以上の結果を返す」ことなど多くのことを意識していたと伝えました。 就活に向けて伝えたいこと 就活をする上で大切な事として滝口氏は自分と向き合う自己分析を勧めました。コツは「なぜ?を3回繰り返すこと」と言い、自分は何が好きで何が嫌いか、得意な事などを書き出し、理由を深堀していくことが大事だと話します。「自分は何がしたいのかが分かっていれば、業界や会社も定まってきます」と語りました。 最後に、採用担当が見ているポイントもアドバイス。「エントリーシートは写真の第一印象は大事。また文字数ギリギリまで書いてあると、熱意が感じられます」など、採用者ならではのチェックポイントを教えていただけました。「就活に費やす時間は人生の1%。人生の半分の時間は社会人として過ごします。1%の過ごし方で人生の半分が変わる可能性があるので、つらい、きついと思うかもしれないけれど頑張ってみたらいいと思います。応援しています」と講義を締めくくりました。 就活でアピールするには? 授業の終わりには質疑応答の時間が設けられました。ガクチカに悩んでいるという学生からは「日常的なエピソードでどうインパクトを残せますか?」という質問が。滝口氏は「インパクトはなくてもいい。その人がどんな人でどうしてその会社を志望したのかを見られています。内容より熱意や志望動機に力を注ぐといいと思います」と回答しました。「モチベーションの維持はどうしていますか?」との質問には、「休日を自分の好きなことに充てること。人生は仕事だけではないのでうまく息抜きする。好きなことをすることが原動力にもなります」と話されました。 就活に対しての心構えや、どのようにキャリアを積むかを考える貴重な講義となりました。  ・ビデオリサーチ新卒採用HP:https://www.videor.co.jp/rc/ 担当教員からのメッセージ 滝口様と初めてお目にかかったのは、もう15年以上も前、日本学生経済ゼミナール連合会主催の「インナー大会」の本選会場でした。滝口様は運営サイドのスタッフとして、私は審査委員でした。その頃の滝口さんの学生に対する接し方に感動し、それ以来長年にわたってお付き合いさせていただいています。今回は、初めて私の授業のゲストでお招きいたしました。「できるかできないかではなく、やるかやらないか」という言葉は、私が企業時代の新入社員研修の時以来、今も時々学生にも伝えている言葉です。就活にむけて、とても貴重なお話しをいただいた滝口昌輝様には、心から感謝申し上げます。
耕作放棄地をどう活用する?英文学科の授業でどろんこ会の課題に対するプレゼンテーションが行われました。 
耕作放棄地をどう活用する?英文学科の授業でどろんこ会の課題に対するプレゼンテーションが行われました。 
12月8日に文学部英文学科対象の「実践キャリアプランニング」(担当:髙橋裕樹特任教授)の授業で、社会福祉法人どろんこ会(以下、どろんこ会)との特別授業が行われました。この日は、どろんこ会代表の高堀雄一郎氏の前で、前回の授業で出されていた「耕作放棄地が年々増えている現状に対してどのように対応するべきか考える」という課題について、学生たちは緊張の面持ちで発表に臨みました。 ~前回の授業はこちら~  ※耕作放棄地とは:「以前耕作していた土地で、過去1年以上作物を作付け(栽培)せず、この数年の間に再び作付け(栽培)する意思のない土地」と定義されています。 農地バンクやキャンプ場などで活用 最初の発表はグループ6から。耕作放棄地を農地バンクとソーラーシェアで活用する案を出しました。農地バンクとは、耕作放棄地を登録し農地のレンタルを支援する制度。並行して農地に太陽光パネルを設置するソーラーシェアを行うことで、災害時に非常用電源にもなると発表しました。 発表後は高堀氏から講評をいただき「話題になっている解決法でよく調べていると思いました」とコメントされました。 次のグループ4は、農業を行いながらできる、少人数でコストがかからないことを条件として案を考え、人気のあるバレルサウナとキャンプ場の経営を提案しました。人件費など経費も計算し、初期費用が回収できる期間の目安も伝え、実現可能性を伝えました。またSNSで広告を展開し、宣伝することも計画することを伝えました。 高堀氏は「経費や販売価格などもきちんとよく調べているし、ただ案と考えるだけでなく宣伝するところまでも考えていた」と感嘆のコメントを述べました。 後継者を育てるには? グループ3は、農業の後継者の確保を課題に定め、耕作放棄地を農業高校や大学の農学部の実習地とすることを提案。海外での農業トレーニングの取組や、新潟の農業高校で行われている農業キャンパスツアーなどを例に出し、実習の時間を多くとることで、若者が農業により関心を持つとしました。 高堀氏は「農家出身の方がいるのかと思ったくらい、実感がありました」とプレゼンに感心。「高校生に限らず農業に携わりたい人が学べる場があった方が良いということにハッとしました」と着眼点の良さを褒められました。 続いてグループ7は、近くにコテージを立てリゾートとして貸し出すレンタル菜園や、農場が併設されている福祉施設ケアファームに活用することを提案しました。また修学旅行に農業体験を取り入れることで、若者に農業に触れてもらう機会を増やすことも提言しました。 高堀氏は「山間部の放棄地は、上下水道や電気などの設備を整えることを考えると現実には難しいかも」と懸念点もあることを伝えました。 提案のデメリットも考えてみよう グループ9は、若い層に農業の魅力を伝える行事が必要と提案。若者も楽しめる観光、体験農園を作ることを伝えました。 高堀氏は「観光面では常に人が来るかどうかは難しい」と実際にはハードルが高いことを伝えました。 次のグループ8は、管理の手間が少なく、初期費用も抑えられるトランクルーム経営をプレゼン。また、今後の目標としては耕作放棄地の現状を広めることが必要と伝えました。 高堀氏は「トランクルームは都市部では人気があるが、地方では土地があるためなかなか需要がない」とデメリットも伝えました。 グループ5は、義務教育の「総合」の授業で農業を取り入れ、都内近郊の耕作放棄地を授業で利用することを提案しました。山間部の耕作放棄地は大型農具を練習する教習所として活用すること、コンバインなどは練習する場所がないため農業初心者が利用できるようにします。また、殺処分前の競争馬を引き取り、乗馬教室も併設することで収益も考えました。 高堀氏からは「馬というアイデアは斬新。エコにも配慮されていて、ヤギや馬の活用は大まじめに考えられる方法。プレゼンがうまかった」と褒められました。 どうやって利益を上げるか グループ2はどろんこ会の取組を考慮し、高齢者介護施設を併設し農業を活用することを提案しました。高齢者の認知症予防や運動にも利用できるとしました。 高堀氏も「障がい者や高齢者施設との組み合わせはどろんこ会としてもやっていきたいと感じました」と共感しました。 最後のグループ1は、農地バンクなどの複雑なシステムに抵抗感を感じてしまうことが問題と定義。施設を作るなどの案ではなくまずは若者に耕作放棄地の問題を伝え、農業を身近に感じられるよう魅力を伝えることが大事としました。 高堀氏は「農業で収入をどうやってあげるかが大事。そのポイントをもっと深堀出来ていればさらに良かった」と着眼点の良さを感心されました。 ITや営業力も農業には大切 全グループの発表が終わり、どろんこ会の皆様が各グループを採点。高堀氏から優秀なアイデアだったグループが発表され、グループ4が選ばれました。グループ4の発表は「経費や販売価格などもきちんとよく調べていて、うちの事業部にきてほしいと思ったくらい。提案も話題になりそうな内容だった」と絶賛されました。最優秀賞を受賞したグループ4のメンバーには減農薬の南魚沼産コシヒカリがプレゼントされます。 授業の最後に、高堀氏から「皆さんお疲れさまでした」とねぎらいの言葉がかけられました。「耕作放棄地に関しては、正解の答えがあるものではない。どろんこ会もやっていることが本当に正しいのかわからないが手探りでやっています」と話され、法人化などをして組織力を向上することの大切さを伝えました。「そのためには実地で農業する人だけでなく、広報力、営業力、IT技術も必要。そういった分野の人にどんどん農業に参画してもらうことも大事です」と農業を広めるための課題を、学生たちにも共有しました。 学生からのコメント 課題解決型の授業を経験したことがなかったため、現状分析から具体策を提案するまでの工程がいかに大変なものか、深く理解するきっかけへと繋がった。当日までに満足のいく状態まで準備をすることができたと考えるが、チームで協力をして行うことの難しさを強く実感した。他の授業でのグループディスカッションやプレゼンテーションにおいても非協力的な人はいるが、全員で協力をすることによってより多種多様な意見が生まれると考える。したがって今回のプレゼンテーションにおいて、グループメンバーにさらに働きかけることが必要であったと考え、少し反省をした。当然ながら意見を求めることはしたが、新たな意見が出なかったり、担当を申し出てくれる人がいなかったり、今回のプレゼンテーションを通して、私自身のグループをまとめる力や意見を引き出す力がないことが明確になり、少し悲しさを覚えた。しかし、自分自身で最後までやり遂げられたことで自信が得られ、またグループのリーダーを務めることに今まで以上に抵抗がなくなったため、1位を取ることができなくても得られたものは大きく、良い経験となった。今後は働きかける力を養い、自分の意見も主張しながら、協力をしてプレゼンテーションやディスカッションを遂行していきたい。 担当教員からのメッセージ (大学教育研究センター 特任教授 髙橋裕樹) 後期の英文学科の企業連携プログラムには、全国に子育て支援施設約160カ所運営されているどろんこ会グループの高堀雄一郎様にお越しいただき、「インクルーシブ教育を阻む教育課題」や「耕作放棄地」という社会課題について問題提起していただき、グループに分かれ課題解決プレゼンテーションを実施し、最優秀グループに表彰と賞品をいただきました。お忙しい中、ご参加いただき感謝申し上げます。